若い時って年取った時のことをあまり真剣に考えません。
だから日焼けしたり、化粧したまま寝てしまったり、しっかりお手入れせずに放置したりするんですよね。でも、今年のCESでは私たちに徹底したスキンケアを促す美容テックが展示されていたみたい。それが、Olay(オーレイ)のSkin Advisor AI。20年後の顔をシミュレーションしてみせ、美容部員が「アンチエイジングは20歳になる前から!」という破壊力あるアプローチをしていたみたいです。
家電見本市「CES」のOlayブースにいったヴィクトリア・ソン記者はどんな体験をしたのでしょうか?
まず、Olayのブースの人がiPadで私の写真を撮りました。そして、Skin Advisor AIで、日焼け止めと保湿剤を使わなかったら20年後にどんな顔になるのかを表示して見せたのです。
Olayによると、このシミュレーションは5つの主要民族グループからなる10歳から80歳まで、1000人以上の顔を研究することによって考案されたとのこと。アプリの下部には、20歳若くしたり20歳年取らせたりできるスライダーがついています。スキントーンやシワ、シミ、薄くなった唇や顔の形などを考慮するものです。このシミュレーションは現在アジア向けのものですが、じきに米国にもやってくるそうです。最終バージョンでは、毎日サン・プロテクション・ファクター(SPF、日焼け止めの一種)を使うなどの適切なスキンケアを施した場合と、そうでない場合との両方をみれるようになると言われました。スキンケアをしないで50歳を迎えた場合と、マメにお手入れした場合の姿を比較して観ましたが、お手入れしない方は一目瞭然ですね。
このシミュレーションだけでなく、開発中のOlayプロダクトを覗く機会にも恵まれました。
まずは、FaceNavi Smart Wand。Olayアプリで写真を撮ると、魔法のようなアルゴリズムで肌年齢を検知してくれます。私は28歳! なんと実年齢よりも2歳若いという結果に。ARで私の肌の各エリアが表示されます。表示された部分にOlayのクリームを塗布し、FaceNavi Smart Wandでマッサージします。こうすることで効果的に浸透させることができるようです。実際のところどうなんだろうと思いましたが、マッサージは気持ちよかったです。
FaceNavi Smart Wandより面白いと思ったのは、Olay Momentsでした。ポッドを入れると、タワーが昼用/夜用のカスタムローションを出してくれるというもの。昼用ボタンを押すと、ローションにはSPFが含まれ、夜用ボタンを押すとFPSなしの保湿剤とアイクリームが出てくるといった具合です。タワーは開発中なので、発売日と価格ともに未定だそうです。
「XX年後のあなたは〜」や「肌年齢測定」はそんなに珍しいものではありませんが、見せつけられるとスキンケアに対する意識が変わりるのでやる価値はあると思います。
ヴィクトリア記者は化粧品ディスペンサーのOlay Momentsに興味を持ったようですが、私としてはこの商品の必要性に疑問です。ズボラだからディスペンサーに化粧品を絞り出してもらおうと言う考えなのだと思うのですが、定期的にディスペンサーを洗う方が面倒臭そうなんですもん…。