スパイダーマンは復活するということね?
マーベル・シネマティック・ユニバースの映画『スパイダー・マン:ファー・フロム・ホーム』の予告編が公開されました。一体どうやって決着をつけるか検討もつかない映画『アベンジャーズ:エンド・ゲーム』に続いて今夏、公開されます。
今回は、ほぼ同時に公開された本国版と日本語字幕版(インターナショナル版)の両方からわかることをまとめて紹介します。コミックに関連する話があるので、もしかするとネタバレになるかもしれないのでご注意ください。
こちらが日本版。
一方こちらが本国版。
2つの予告編は序盤が違いますが、時系列では本国版の序盤が先。『ホームカミング』のラストでスパイダーマンの正体がピーターだと知ったメイおばさんが、ホームレス支援のための資金集めパーティーにスパイダーマン呼び出した様子。トニー・スタークの部下のハッピー・ホーガンとメイおばさんがいい感じになりそうな気配に困惑するピーターが可愛い。
波乱の修学旅行へ
そしてピーターは夏休みに学校の修学旅行でヨーロッパに行くことに。日本版予告編では旅行中スパイダーマンになる必要はないだろうとスーツを置いていきますが、メイおばさんが忘れたんだと思って、スーツケースに入れておいてくれたみたい。
注目はスーツケースに書かれているBFPとはなんなのか。考えられるのはやはり、ベンおじさんことベン・パーカーのイニシャル。死んだおじさんのスーツケースを使っているということなのでしょう。ちなみにコミックではベンおじさんのミドルネームは明らかになっていないはずなので、Fがなんなのかは不明。
そして平和で楽しい修学旅行が始まったかと思いきや、突然ニック・フューリーが現れ事態は思わぬ方向に。どうやらフューリーが追っていたヴィランがヨーロッパにも出てきたらしい。
エレメンタルズ
土、火、水の三系統のヴィランっぽいですが、それぞれ同一人物なのかは不明。おそらく水はスパイダーマンの定番ヴィランであるハイドロマンの様子。一方、土のヴィランは一見すると映画『スパイダーマン3』に登場したサンドマンっぽくも見えますが、砂とは違うっぽい感じで不明。
一部の報道では、彼らがエレメンタルズと呼ばれるという話があります。しかしコミックでエレメンタルズと呼ばれる連中とはだいぶ違うので、取ったのは名前だけの可能性もありそう。むしろファンタスティック・フォーに出てきたエレメンタルズ・オブ・ドゥームのほうが近い。
ミステリオ
さらにスパイダーマンの前には謎のヒーロー(?)が登場しますが……これはどう見てもスパイダーマンの宿敵であるミステリオ。ジェイク・ギレンホールが演じていますが、コミックと同じく頭に金魚鉢みたいなヘルメットをかぶってますよ……!
ミステリオは、コミックではハリウッドで名を挙げようとスタントマンになった後、特殊効果技師となって才能を発揮するも、役者への転向に失敗。夢破れ、ハリウッドで身につけた技術を使ってヒーローを倒すことで有名になろうとヴィランになった男。
タイトルロゴ後のシーンで、ミステリオについて「アイアンマンとソーを足したみたいな感じ」と言われていますが、もしかしてただの視覚効果なのかも。そう思うとなんか飛んでいるときが機械的なような……。
今回の映画では一体どんな設定なのかまだわかりませんので、もしかしたらドクター・ストレンジのように本当に魔法が使える可能性もありますが、果たしてどうなるか。ヒーローのまま終わったりしたらそれはそれで熱い。
フラッシュ・トンプソン
最後にフラッシュ・トンプソンがスパイダーマンを褒めていますが、コミックでフラッシュはピーター・パーカーをいじめる一方でスパイダーマンの大ファン。前作で車を盗まれて以降、何があったのか。
アベンジャーズの世界線とは別?
それにしても気になってしまうのは、スパイダーマンやニック・フューリーがどうやって復活を果たしたのか。アベンジャーズのメンバーに言及してるあたり、アベンジャーズはいなくなってはいない世界? 最近ありがちな予告だけのシーンの可能性もあるので映画『アベンジャーズ:エンド・ゲーム』見るまで安心できないですけどね……!
映画『スパイダー・マン:ファー・フロム・ホーム』は2019年夏公開予定。