ニュース

JVCプロジェクタとパナソニックUHD BDプレーヤーがHDR映像の最適化で連携

JVCケンウッドとパナソニックは17日、プロジェクター向けHDR映像の最適化に関する連携を発表。JVCが1月下旬に発売するプロジェクター「DLA-V9R」、「DLA-V7」、「DLA-V5」と、パナソニックが販売中のUHD BDプレーヤー「DP-UB9000」において、HDR映像を最適化する設定を開発して提供する。

JVCプロジェクター「DLA-V9R」

両社の製品サイトにおいて、HDR映像をプロジェクターで最適に表示するための専用設定についての情報を掲載。両社製品による連携の内容を説明している。

パナソニックUHD BDプレーヤー「DP-UB9000」

パナソニックUB9000は、自動HDRトーンマップ用のHDRディスプレイタイプとして、「プロジェクター専用設定(高輝度のプロジェクター、ベーシックな輝度のプロジェクター)」が選択可能。これを選ぶと、UB9000がプロジェクターに合わせて映像を最適化する。JVCのオートトーンマッピング機能と組み合わせることで、HDR映像作品が持つ豊かな色や階調をより適切に楽しめるというもので、「これまでプロジェクターでは表現が難しかったHDR映像の高輝度部の色や階調の再現性が向上する」としている。

プロジェクター専用設定で高輝度プロジェクターを選択すると、ピーク感を維持しながら色調や階調表現にすぐれた映像を再現。また、ベーシックな輝度のプロジェクターを選択すると、より色再現性を重視した映像が再現できるという。なお、映像作品によっては効果が得られない場合があるとしている。

プロジェクターでの高輝度部の色や階調の再現性を向上