「楽しい」の具現化だこれ。
KORGのvolcaシリーズにモジュラーシンセが新加入し、どんどんモジュラーが身近になってくるなぁなんて思ってたのがつい先日のこと。なんとPocket OperatorシリーズでおなじみのシンセメーカーTeenage Engineering(TE)も、モジュラーシステム「Pocket Operator Modular」を新発表しました。
しかもプラモデルみたいな組立て方式ってんですから、TEのそういうワクワク発想が好き。アルミ製のシャーシを切って折って組み立てて、そこに基盤を取り付けるだけで手ずからシンセを作れちゃいます。モジュラー文化だとはんだ付けからさせるのが多いし、上手い落とし所です。
TOP画像の「170」は16音の鍵盤が付属したモノシンセキット。LFO、VCO、フィルターなど、9機のモジュールがセットになっています。鍵盤レスの「400」は、3つのオシレーターやステップシーケンサーなど、16機のモジュールを搭載したフラグシップ的なキット。170の鍵盤だけを個別にした「16」というキットもあり、合計3つのキットが登場しました。
これらのキットはすべてアナログ回路、かつ電池駆動。「170」と「400」にいたってはスピーカーまで内蔵していて、さすがPocket Operatorの名称を受け継ぐだけはあります。どこでも鳴らせるモジュラーとか間違いなくロマンですし、平成の終わりにしてついにモジュラーがおうちを飛び出せる!
公式サイトではすでに販売中。「170」は349ドル(約3万8300円)、「400」は499ドル(約5万4700円)、「16」は149ドル(約1万6300円)です。このシステムでこの価格はめちゃ安ですし、モジュラーに興味はあるけどっていう人にずっぷり刺さる気がしますよ。
Source: Teenage Engineering, synthanatomy, YouTube (1, 2)