Teenage Engineeringからもモジュラーシンセが出るなんて! しかも組立て式だなんて!

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  • author ヤマダユウス型
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Teenage Engineeringからもモジュラーシンセが出るなんて! しかも組立て式だなんて!
Image: teenageengineering/YouTube

「楽しい」の具現化だこれ。

KORGのvolcaシリーズにモジュラーシンセが新加入し、どんどんモジュラーが身近になってくるなぁなんて思ってたのがつい先日のこと。なんとPocket OperatorシリーズでおなじみのシンセメーカーTeenage Engineering(TE)も、モジュラーシステム「Pocket Operator Modular」を新発表しました。

Video: teenageengineering/YouTube

しかもプラモデルみたいな組立て方式ってんですから、TEのそういうワクワク発想が好き。アルミ製のシャーシを切って折って組み立てて、そこに基盤を取り付けるだけで手ずからシンセを作れちゃいます。モジュラー文化だとはんだ付けからさせるのが多いし、上手い落とし所です。

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Image: teenageengineering/YouTube
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Image: teenageengineering/YouTube

TOP画像の「170」は16音の鍵盤が付属したモノシンセキット。LFO、VCO、フィルターなど、9機のモジュールがセットになっています。鍵盤レスの「400」は、3つのオシレーターやステップシーケンサーなど、16機のモジュールを搭載したフラグシップ的なキット。170の鍵盤だけを個別にした「16」というキットもあり、合計3つのキットが登場しました。

これらのキットはすべてアナログ回路、かつ電池駆動。「170」と「400」にいたってはスピーカーまで内蔵していて、さすがPocket Operatorの名称を受け継ぐだけはあります。どこでも鳴らせるモジュラーとか間違いなくロマンですし、平成の終わりにしてついにモジュラーがおうちを飛び出せる!

Video: teenageengineering/YouTube

公式サイトではすでに販売中。「170」は349ドル(約3万8300円)、「400」は499ドル(約5万4700円)、「16」は149ドル(約1万6300円)です。このシステムでこの価格はめちゃ安ですし、モジュラーに興味はあるけどっていう人にずっぷり刺さる気がしますよ。

Source: Teenage Engineering, synthanatomy, YouTube (1, 2)