美術評論家のJerry Saltz氏の『偉大なアーティストになるための33のステップ』という記事が最近New York Magazineに掲載されました。
興味深いことに、その記事では、アーティストになりたい人が「してはいけないこと」を多数紹介しています。
同氏の斬新で具体的なアドバイスに従うかどうかは創造性を高めたい人の選択にゆだねられている点も現実的です。
ポストイットに書いて壁に貼っておきたくなるような明快なアドバイスばかりなので、そのうちのいくつかをご紹介しましょう。
- モーツァルトを知らない人はいません。インド音楽のラーガもミュージカルの『トップハット』でフレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズが踊るダンスも、誰でも知っています。
このように既に存在していて、世間に知られているものを作ろうとしてはいけません。 - ダリや草間彌生を真似た作品を1つ作ってみれば、自分の中にある無意識の固定観念から脱却できます。
- 何であれ他人と違うやり方でしていることが、その人のスキルです。
- 「君の作品は別の人の作品とそっくりだ」と言われたら、100回も1000回もその作品を作り直してみましょう。その上で、信頼できるアーティストに、まだその作品は他人の作品と似ているか尋ねてみてください。
相変わらず他人の作品と似過ぎていると言われたら、そのときは別の道を探しましょう。 - 嫌いなアーティストを3人選び、それぞれの嫌いな点を5つずつ、できるだけ具体的にリストアップしてみましょう。しばしば、自分と似た点が見つかります。
- あらゆる芸術は、かつてはコンテンポラリーだったことを忘れてはいけません。
- 経済的に貧窮する覚悟をしてください。
- アーティストは常に自分の同類と親しむべきです。まず小さな集団に属して自分を守りましょう。お互いを守り合う集団に入れば、世間を渡りやすくなります。
自分が属する集団の中で最も弱いアーティストを守りましょう。その集団の中には、きっとあなたのことを弱者だと思う人たちがいるからです。
Jerry Saltz氏の記事の全文に興味がある方は下のリンクからどうぞ 。
How to Be an Artist | Vulture
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Nick Douglas – Lifehacker US[原文]
Photo: Amaury Salas /Unsplash