我が子の写真、逸話、情報などをインターネット上でどこまで共有していいものか、親なら誰でも考えたことがあると思います。

最近この話題が特に注目を集めており、いつしか「sharenting(子どもの写真をネットにあげる人)」と呼ばれるようになりました。

子どもは嫌がっていない?

子育てライターのChristie Tateさんは、The Washington Postに寄稿したエッセーで、自らの体験をつづっています。4年生になった娘が、Tateさんがそれまでに書いた数々の記事をインターネットで見つけたときの話です。

娘にもう書かないでほしいと言われたTateさんは、その約束はできないと答えました。これに対して、読者からは辛辣な反応が寄せられています。

一方で、親が我が子の情報や画像をネットにアップしなくても、ほかの誰もがそうとは限りません。

子どもが自分の名前を検索したら…

Atlanticの記事によると、今の子どもたちの世代は、自分の名前をググるのが通過儀礼のようになっているそうです。彼らはそこで何を見つけるのでしょう。

たとえ恥ずかしいものや有害なものでなくとも、少なくともいい気持ちはしないようです。

11歳のエレンは、ある日自分の名前を検索しようと思い立ちました。

とはいえSNSアカウントも持っていないし、どうせ何も出てこないだろうと考えていたのが本心です。ところがです。

検索してみると、自分の水泳やスポーツの記録が出てくるではありませんか。3年生のときに書いた作文まで、クラスのウェブサイトで発見されました。ご丁寧に、名前まで添えられて。

「私がインターネット上にこんなにいるなんて、思いもしませんでした」

そうエレンは語ってくれました。

珍しい名前は要注意

エレンの例から得られる教訓として、親は定期的に我が子の名前を検索しておくのがよさそうです。

知らぬ間にデジタルIDが作られていないかを、常にチェックしておくのです。学校や幼稚園、保育園などは、親への情報提供としてSNSに写真や動画を掲載している場合があります。

珍しい名前なら、検索しただけでどんなスポーツをしているのか、放課後にはどんなクラブに参加しているのかがわかるかも。

あるいは、メアリーおばさんのFacebookが公開設定になっていて、先日のクリスマスパーティの様子が世界中に公開されているのを発見することもあるでしょう。

我が子の情報がオンラインでシェアされているのを見つけたら、コントロールを取り戻す手段を考えましょう。

学校のSNSポリシーを読み直すなり、メアリーおばさんを訪れてプライバシー設定を変更させるなり、何らかの対策が必要です。

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Image: Bruce Mars/Pexels

Source: The Washington Post, The Atlantic

Meghan Moravcik Walbert - Lifehacker US[原文