読者の皆さんは予防接種は「する派」ですか、「しない派」ですか?
人間はどこかで読んだ情報より、信頼できる人から聞いた情報の方を信じてしまいがちですが、間違った情報を信じてしまうのは困りものです。
これから子育てを始める人が身近にいて、子どもに予防接種をさせるかどうか迷っていたら、予防接種の大切さを教えてあげましょう。
予防接種を肯定する方法
ナショナル・パブリック・ラジオが報じるところによれば、サウスカロライナ州の「予防接種を擁護する親の会」に属するKim Nelsonさんは、Facebookの母親グループの誰かが赤ちゃんに予防接種をさせるたびに、「すばらしいことをしたわね!」と投稿して、予防接種を肯定する意見を拡散しました。これも一つのやり方ですね。
Kim Nelsonさんのやり方は、子どもがいる人たちだけでなく、まだ妊娠中の人にも、これから妊娠したいと思っている人にも効果的です。
そういう人たちは、赤ちゃんが生まれる前から赤ちゃんの健康管理について考えるからです。
出産前に接する産科医が患者と予防接種について話すことはめったになく、子どもが生まれて小児科医を受診する頃には、新米のパパやママの予防接種に対する考えは定まっていることが多いようです。
予防接種のリスクとメリットについて小児科医の説明を聞いてからどうするか決めても遅くないのに、その前に予防接種をさせないと決めてしまうのはもったいない話です。
予防接種のリスクを聞くとタイミングを伸ばす場合も
ほとんどの親は我が子のためになることをしたいと思っています。
ですから、信頼できる人が予防接種の危険性について話すと、そのことばかりに意識が集中してしまい、結果的に、予防接種を敬遠したり、どうしたらいいかわからなくなったり、意思決定が遅れて適切なタイミングで予防接種ができなくなるかもしれません。
ですから、我が子に予防接種をさせた人は、「無事に予防接種できてよかった!」「これで安心!」といったポジティブなメッセージを発信しましょう。
狂犬病の予防接種やインフルエンザの予防接種にも言及すると、迷いのある人たちを納得させられるかもしれません。
また、十分な知識と忍耐に自信があるなら、子育て中の人たちや、これから子どもを持つ予定の人たちに対して、予防接種をしないことのリスクについて話しましょう。
我が子に予防接種をさせることにして良かったという実体験を話すと説得力があるので、みんなに感謝されるはずです。
本記事は、Lifehacker USの翻訳記事であり、日本の見解と異なる表現もあります。
日本では、乳幼児や高齢者をはじめとして国民の健康を感染症から守るため、予防接種法という法律により、公的なしくみとして実施される予防接種の制度が定められています。定期予防接種は、接種義務努力が求められているものです。自己判断ではなく、接種をしなかった場合の子どもの健康や生活リスクも十分に検討することが必要です。
参照元:東京都福祉保健局
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Beth Skwarecki – Lifehacker US[原文]