海外旅行の際はご注意を。
米国運輸省と連邦航空局が新たなルールを導入し、旅客機でのリチウムイオンバッテリーの貨物扱いを禁止しました。また、貨物機でリチウムイオンバッテリーを運ぶ場合は、充電を30パーセント以下に定めるそうです。
リチウムイオン電池の爆発の可能性は無視できないものがあり、飛行機の警戒を高めるのも不思議ではありません。先週水曜日の変更規則は、国連の国際民間航空機関とその加盟国によって2016年に命じられたもので、TechCrunchによると、この更新されたルールは、単にその指示を成文化したまでのこと。
しかし、リチウムイオンバッテリーの貨物扱いのルールが変わったからといって、私たちの空の旅に影響は特にないでしょう(私はスーツケースにパワーバンクを入れていたら取り出すように言われたことがありますが、取り上げられることはありませんでした)。
手荷物として機内持ち込みすれば、万が一のことがあっても乗員乗客がすぐに対処できますが、貨物室で燃え上がったら対応が遅れることもあります。また、自動消火措置の中にはバッテリーの炎に効果的でないものもあります。2018年に発行さえたFAAのガイダンスでは、チェックイン荷物に予備のリチウムイオン電池を入れることを禁じており、手荷物として持ち込むことを勧めています。
リチウム電池が関係する煙や火災事故は、客室乗務員や客室内乗員によって軽減される可能性があります。機内持ち込み荷物に入っていたとしても、リチウムイオンバッテリーを含むデバイスや電子タバコ、ベープデバイスといったアイテムは、誤作動でアクティベートしたり、ダメージを受けないように完全にオフにするといった注意が必要です。
Engadgetが指摘するように、このルールが適応されたからといって、ほとんどの乗客に不都合が出ることはないでしょう。まぁ、オンラインに限らず、新品で買ったバッテリーがフル充電でないということは今後起きるでしょうが、それも大したことではありませんね。
Source: FAA via Engadget/TechCrunch