- 「1-3-5 ルール」は、ニューヨーク証券取引所のエグゼクティブ・バイス・チェアマン、ベティー・リュー(Betty Liu)氏が日々使っている生産性アップの秘訣だ。
- リュー氏は毎朝、その日に達成すべき9つのタスク —— 大きなタスクを1つ、中くらいのタスクを3つ、小さなタスクを5つ —— を書き出していると言う。
- やるべきことを文字にすることで、確実にタスクをこなすことができ、最後の項目にチェックを入れると達成感が得られるのだと、同氏は話している。
やることリストを消化するのに苦労しているなら、ニューヨーク証券取引所のエグゼクティブ・バイス・チェアマン、ベティー・リュー氏の生産性アップの秘訣を試してみてはどうだろうか?
リュー氏は自身が実践している「1-3-5 ルール」をBusiness Insiderに明かした。
このルールは、毎日、その日に達成すべき9つのタスクを書き出すというもの。大きなタスクを1つ、中くらいのタスクを3つ、小さなタスクを5つに絞るのだ。
前の日の晩に済ませられるのが理想的だとリュー氏は言うが、彼女は毎朝、電車で通勤する間にこれを書き出している。
アイテムを9つに絞り、それぞれの重要度を明確にすることで、物事を順調に進めやすくなるという。
「このルールは生産性を飛躍的に向上させます」と、リュー氏はBusiness Insiderに語った。
「文字に書き出すだけで、自分にそれを義務付けることができます。そして1日の終わりにリストの最後の項目にチェックを入れると、満足感が得られて、1日を完璧にやり遂げたという良い気分になれるのです」
リュー氏は、生産性アップの方法に詳しい人物だ。
2016年には「Radiate」という、アリアナ・ハフィントン氏やティム・アームストロング氏、マジック・ジョンソン氏といった起業家によるリーダーシップやマネジメントについての動画レッスンをまとめたオンライン・ライブラリーを立ち上げた。
ニューヨーク証券取引所に入る前は、金融ジャーナリストでブルームバーグ・テレビジョンのキャスターも務めていた。
リュー氏は、リストに書き出した9つのアイテム全てが終わらないこともあると言う
—— ただ、次の日に持ち越す場合は、できるだけ5つの小さなタスクのうちの1つにすることを心がけている。
「大きなタスクがやり遂げられれば、半分まで来たように感じるんです」
同氏は、最後のタスクが終わると、最も重要なことはやり終えたという実感を持って休むことができると言う。
「精神的にも解放されて、携帯電話をオフにし、座って、リラックスして、家族との時間を楽しむことができます」
「あのメールに返信しておくべきだったとか、もう1つミーティングをやっておくべきだったとか、ぐずぐずと罪悪感を感じなくて済みますから」
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Image: Monkey Business Images/ shutterstock, Radiate
BUSINESS INSIDER JAPAN より転載(2019.02.11)