Android 9 Pie(EMUI 9)が入るNFC対応Huaweiスマホをお持ちなら、ベスト母艦となるかも。
CES2019で公開されたHuawei(ファーウェイ)の新モバイルPC「MateBook 13」が日本でも公開されました。薄型メタルなトレンドを踏襲したスタイルですが、細部を見ていくとなるほど、これは使い勝手がよさそうなデバイスとみた。
搭載されるCPUはCore i5-8265UもしくはCore i7-8565U。メモリは両者ともに8GBで、ストレージは256GB(i5)/512GB(i7)。重さは1.28kgです。ゲームやクリエイティブワークに効くGPUは入っていないので、純粋なビジネスモバイル市場を狙ってきたのでしょう。
価格は頑張ってきた! Core i5モデルは9万9880円から! Core i7モデルも12万9880円とリーズナブル。この価格差だったら、Core i7のほうがいいかな。でもメール、オフィスワーク、SNSにYouTubeやNetflixを見る用途ならCore i5でも十二分なスペックです。
インターフェースは左右にUSB Type-Cが1つずつ。
左側は充電対応でヘッドホン端子もあります。右側は映像出力こみ。ポート数が少ないと言われることを見越してか、 HDMI、VGA、USB-A、USB-Cポートがつく拡張アダプタMateDock 2が同梱されますよ。これ1つで7000円もするのですが、タダでつけてくるあたり、Huaweiの意気込みを感じます。
キーボードはご立派なフルサイズ。ストロークは深く、ふかふかとしたタイプ感。しかし傾きも大きく、中心を押さないと左右に力が逃げやすい。できることならば、もっと剛性のあるキーボードにしてほしかった。
電源ボタンは指紋認証センサーを組み込んでおり、ワンプッシュでデスクトップにアクセスできる仕様に。Windowsとは別の領域で登録した指紋のデータを保管しているようで、ログイン画面まで電源ボタン押しっぱなしなんてことはなさそう。
ディスプレイサイズは13インチでアスペクト比は3:2。2160x1440 200PPIのパネルで比較的縦長です。まだまだ16:9のディスプレイを持つモデルが多いノートPC市場ですが、複数のウィンドウを並べて使うなどすると、この比率のほうが使いやすいんですよね。
そしてベゼル細っそ! よく、この細身のベゼルにインカメラ組み込みましたな!
そうそう、ベゼルが細いってことは13インチ機にしてはフットプリントが狭く、テーブルが小さなカフェでも仕事しやすいってことになります。うん、小さくて大画面は正義だ。
Dolby Atmos対応スピーカーは底面部にありました。机の上で一度反射・拡散させるからでしょうか。サラウンド感が気持ちいい。これは時間泥棒マシンです。動画、見ちゃう。見たくなっちゃう。
さて冒頭部で「Android 9 Pie(EMUI 9)が入るNFC対応Huaweiスマホをお持ちなら、ベスト母艦となるかも。」と書きましたが、NFCを使ったデータ共有のシステムが便利なんですよ。
ぶっちゃけAirDropをより使いやすくしたもので、画像、動画、オフィススイートのファイルやPDFを、タッチで即転送オーケー。また画像内に含まれる文字列を抽出するOCR機能も備わっており、P20やMate10/20をモバイルスキャナとして使えるようになるんです。
スマホやタブレットが進化してきたとはいっても、作業する内容によっては大画面&キーボードを持つノートPCというデバイスは欠かせません。そして、より利便性を高めるためにスマホを活用するというスタイルは業務効率を高めること間違いなし。自分で取り組める働き方改革ですね。MateBook 13&Huaweiスマホの組み合わせは。
15分チャージで2.5時間駆動が可能な急速充電に対応したType-C 9V2AのACアダプタもイカしてるし、これは注目の1台となりそう。Core i5モデルは3月15日、Core i7モデルは3月下旬発売ですよ。新年度明けましてからの生活にいかがですか。
Source: Huawei