完璧主義すぎると、行動力が落ちます。
せっかくのクリエイティブな着想も、100%完璧にしないと発表できなくなったり、確信が持てない疑問は人に聞けなくなってしまいます。
そんな人へ、1つ提案です。意図的に失敗を犯してみませんか?
完璧主義者は先延ばし癖や不安に陥りやすい
規模にもよりますが、意図的に犯した失敗は無害なはず。結局、それ自体がもはや失敗とは言えないかもしれませんが、「失敗してみると、完璧を目指すのがいかに無意味なことかわかる」とGirls Who Code創設者兼CEOのReshma Saujani氏は言います。
同氏はワークショップ中に、女性のグループにタイプミスのあるメールを送信するようにさせました。そのメールの受信者は、そのタイプミスが意図的なものとは知らず、単なるミスだと思って読みます。
「完璧主義から生じる窮屈な障壁を打ち砕く方法として、意図的なミスを犯すことを提案したのです」とUSA Today 紙の論説欄で論じています。
完璧主義者は、不安と先延ばし癖に囚われて前進できなくなるので、どの分野でも成功する確率が低くなることが、研究調査により実証されています。心理学者のThomas Greenspan氏は、「外科医が自分の決断に100%確証を持てるまで待っていると、患者は出血多量で死んでしまう」と指摘しています。また、女性のほうが男性より完璧主義により先延ばし癖や不安に陥りやすいことが、あらゆる研究で示されています。
絶対失敗しないようにすると、リスクが取れなくなり、勇気も出せなくなります。
小さな失敗で、成功への一歩を踏み出そう
意図的に失敗を犯してみることで、そのグループの女性たちは、失敗するとどうなるか体験します。タイプミスのような他愛ないミスだと、その影響はゼロに等しい。全くミスする余地のない職業に就いている人はほとんどいません。
また、失敗を恐れると、能力をフルに発揮できなくなります。何に関しても言えることですが、実践を通してミスすることも体験していけば、ミスする恐怖も減るでしょう。
ですから、会話の最中に言い間違える、プレゼンテーション中に違うスライドを出してみる、メールに誤字を入れてみるなど、ささいなミスを犯してみましょう。
やってみれば、何でもないことだとわかるはず。仕事や私生活で失敗したくないことがあるなら、そんなときこそ、このやり方を試してみてください。
全然心配する必要がないことだとわかるかもしれません。
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Image: Pexels, bee32/Getty Images
Source: USA Today
Aimée Lutkin – Lifehacker US[原文]