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旭化成、左右分離イヤフォン用32bit DAC「AK4332ECB」。高音質&省電力

旭化成エレクトロニクス(AKM)は、左右分離型の完全ワイヤレスイヤフォン(TWS/True Wireless Stereo)向けに最適化したヘッドフォンアンプ内蔵32bitモノラルポータブルオーディオDAC「AK4332ECB」を開発した。量産は2019年夏を予定している。

AK4332ECB

高音質/高性能を追求したAKMのVELVET SOUNDテクノロジーをTWS向けに最適化。2.8mWの低消費電力でTHD+N(全高調波歪み+ノイズ)が-101dBという高音質と超低消費電力の両立を実現。超小型の30pin CSPパッケージに集積化した。左右分離型のイヤフォンでも高音質で長時間再生できるという。

デジタル入力はPCMに加え、ΔΣ変調後のPDM 1bit信号入力にも対応。デジタルフィルターとΔΣ変調のデジタル信号処理を微細プロセスであるBluetooth SoCで実行することで、さらに低消費電力化できるとしている。

2018年に製品化した32bitステレオDAC「AK4331ECB」と同様に、4種類のデジタルフィルターを利用可能。ヘッドフォンアンプ出力は88mW(8Ω)。出力ノイズレベル-114dBV(アナログボリューム-10dB)、アナログボリュームは+4~-10dB(2dBステップ)。サンプリングレートは最大192kHz(マスター/スレーブモード)。ジッタークリーナー機能は搭載しない。

入力はPCMに加え、PDM 1bitにも対応