すべての食べ物を好きになる必要はありません。
しかし、家から一歩外に出れば、苦手な食べ物があるせいで不便な思いをすることがよくあります。
たとえば、作家のAmanda Mull氏は、キュウリが苦手じゃなかったらいいのにとずっと思っていたそうです。
そこで、彼女は栄養士でセラピストのEllyn Satter氏に相談することにしました。
1. まずは口に入れてみよう
秘訣は、苦手な食べ物を少しだけ食べてみることです。
たいてい、苦手な食べ物は、少しずつ、継続的に口にいれることで克服することができます。
まずは、苦手な食べ物を買ってきて、家の中に置くことから始めましょう。
Satter氏は、子どもなら誰でもやっていることを大人も恥ずかしがらずにやってみるべきだと言っています。
食べ物を口の中に入れ、飲み込まずに味だけを確かめるのです。
こうすることで、体に拒絶反応を起こさせることなく、味や舌触りに慣れていくことができます。
好きじゃない食べ物を飲み込むのは、当然ながら、困難で不快なことですから。
これは、野に生えている植物が食べられるかどうかをテストする手順に似ています。
この手順には、植物を段階的に体内に取り込むことで、ダメージを最小化する狙いがあります。
まず、植物を肌にこすりつけて、何らかの反応があるかを観察します。
次に、唇にこすりつけて何が起きるかを見守ります。それから口に含み、噛まずにしばらく待って反応をチェックします。
2. 好きな食べ物と組み合わせよう
また、苦手な食べ物を克服するために、苦手な食べ物と好きな食べ物を組み合わせるようにします。
たとえば、Mull氏はキュウリにフムスをつけて食べるそうです。(キュウリを単体で食べられるようになる必要はないということ)
また、お好みの方法で調理してみるのも良いでしょう。多くの野菜は調理することで苦味が減ります。
このとき、組み合わせる食べ物は適度に入れ替えるようにしてください。好きなものまで嫌いになっては大変ですから。
ポイントは、苦手な食べ物を好きな食べ物とうまく関連付けるということです。
3. 最高バージョンを用意しよう
そして、できるだけ苦手な食べ物の最高のバージョンを用意してください。
季節が旬で、ていねいに作られたものを入手したり、あなた以外の全員がおいしいと言っている料理を食べるのがポイントです。
たとえば、冬にトマトを好きになろうとするのは得策ではありません。旬の季節になるまで待ってください。
食料品店で最も安く買えるようになるのが旬のシーズンです。
4. 料理シェアで味見をしよう
苦手な食べ物があることの欠点の1つは、グループでシェアする料理を注文する際に、自分の好き嫌いのせいで面倒をかけてしまうことです。
こんどグループでシェアするときは、誰かがあなたの苦手な食べ物を注文しても文句をいわず(もちろん自分の好きな食べ物も注文する)、少しだけ味見をしてみましょう。
プロがおいしく作った料理が食べられなかったとしたら、自宅で素人バージョンを作っても、おいしいとは感じられないでしょう。
がんばって味見ができたら、ご褒美に自分に好きな食べ物を与えてください。
あとは、期待しすぎない
期待しすぎてはいけません。
苦手な食べ物すべてを好きになれるとは思わないことです。
また、この方法でアレルギーが解消するわけでもありません。つまり、ピーナッツに対処する方法を体に短期間で教え込むことはできないということです。
とはいえ、グリーンオリーブやブリュッセルもやしを食べられるようにすることは不可能なことではありません。
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Image: Keenan Loo
Source: wikiHow
Nick Douglas - Lifehacker US[原文]