かわいいいたずらなのに、ちょっと厳しすぎるような...。
愛知県に住む13歳の女子中学生がいたずらスクリプトのリンクをネット上でシェアしたとして、補導されました。このスクリプトはリンクをクリックするとポップアップ画面が現れ続け閉じられない仕組みとなっています。
どんなスクリプトか自分で試してみたいという方は、こちらにアーカイブリンクがあります(こちらはタブを閉じれば閉じられるようになってますので)。クリックするとポップアップウィンドウが現れ、猫のアスキーアートと一緒に「何回閉じても無駄ですよ〜ww」というメッセージが出てきて、何度閉じようとしても繰り返し表示される仕組み。まぁ、最新のブラウザなら「ウィンドウを全て閉じる」などで全部閉じられちゃうんですけどね。古いブラウザを使っていると「ギャー! 閉じられない!」とパニックになるかもしれません。
NHKによると、警察は他にもこのリンクをシェアした39歳と47歳の男性2名の家宅を捜索したとのこと。今回の3名はこのスクリプトを作った本人ではなく、コピペしたのみということです。
13歳の少女は「以前、これをクリックしたことがあって困ったので、他の人がクリックしたら面白いかなと思った」と話しているそうです。日本のサイバーセキュリティ法は他の国と比べて厳しいと言われていて、今回少女は児童相談所への通告、男性2名は「不正指令電磁的記録供用未遂の疑い」として書類送検されています。
昨年7月、他人のパソコンを使って仮想通貨を得るために「マイニング」をしたとして、ある男性にマイニング悪用に対する懲役刑が下されました。オンラインゲームのチートツールにマイニング機能を隠して埋め込み配布し仮想通貨上の約5,000円の報酬を得たということ。マイニングでの懲役刑は国内初で、おそらく世界でも初めてだったのではないかと言われています。しかし、今回の13歳の女子中学生はいたずらスクリプトをコピペしただけで「犯罪者」として扱われているため、ちょっと厳しすぎるのではないかという声が多数上がっています。
「報道みると被害届があった訳でもない以上、警察内でurl踏んだ奴がいて消し方すら調べられず腹いせで“罪”にした臭がすごい」なんていう人もいたり。確かにコピペで補導や書類送検はちょっと厳しめかな、という印象ですね。
Source: Web Archive, NHK