むしろ、今までなんで映画化されなかったの、というべきか。
今、日本の女児の間では「すみっコぐらし」というキャラクターがブームらしいですが、海外では今でも圧倒的に「ハローキティ」が人気です。1975年にデビューして以来、世界中で愛され続けている元祖・アイドルネコですが、ついにハリウッドで映画化されるそうです。
Bloombergによると、サンリオはニューライン・シネマ、フリン・ピクチャーとチームを組み、ワーナー・ブラザース配給でグローバルなファン向けに英語の『ハローキティ』映画を作ると発表したそうです。
実は映画化の話は5年前から出ていて、やっと映画化権の話がまとまったのだとか。映画化権には、ハローキティだけでなく、「マイメロディ」や「ぐでたま」も含まれるそう。
サンリオの辻信太郎代表取締役社長はハローキティの映画化について、以下のようにコメントしています。
友情のシンボル、ハローキティを始めとした多くのサンリオキャラクターたちがハリウッドで映画化されることになり、非常に喜んでおります。この映画を通して、世界の隅々までに仲良しの輪、友情の輪が広がっていくことを心から願っております。
ハリウッドでは、空前のジャパニーズ・コンテンツ・ブーム。今年5月にはポケモンの実写版『名探偵ピカチュウ』が公開しますし、任天堂とIllumination Entertainmentが『スーパーマリオブラザーズ』のアニメーション映画の製作に乗り出しています。さらにはParamount PicturesとアメリカのSEGAは『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』を製作中です。
正直、そこまでハリウッドはネタ不足なのかと心配になりますが、少なくとも実写版『ポケモン』は予想外に完成度が高そうなので、春の筍のように次々発表されるジャパニーズ・コンテンツのハリウッド映画化は結構楽しみだったりします。
『ハローキティ』はどんな内容になるのでしょうね。やっぱりハリウッドでやるとなると、今あるアニメ版『ハローキティ』とは一味も二味も違うものになるのでしょうね。