デザイン

コンピューターで「美しさ」と「可能な限りの複雑さ」を兼ね備えた迷路を生成するとこんな感じ、ダウンロードも可能


「美しさ」と「複雑さ」を兼ね備えた迷路をコンピューターで生成した「Maze Design」を、カナダ・ウォータールー大学のコンピューターグラフィックスラボに所属するCraig S. Kaplan氏が公開しています。「できる限り複雑」かつ「美しい」迷路の数々となっています。

Maze Design
http://www.cgl.uwaterloo.ca/csk/projects/mazes/

迷路の複雑さは「迷路を目でたどって解くのか」「ペンを使うのか」「実際に迷路の中に入るのか」といった人間の見方にも左右されますが、数学的な物差しで測ることも可能。そこで、Kaplan氏は「人を引きつけること」と「数学的な複雑さ」の両立を目指してコンピューター科学に基づき迷路を作成しました。Kaplan氏の迷路は現実世界のオブジェクトを反映した、幾何学的な美しさを持つものとなっています。


Kaplan氏が作成した迷路は以下の通り。

◆1:ドット(4×4)
黒い点から点までをつなげるもの。大きいサイズの迷路はPDFファイルでここからダウンロード可能です。


◆2:多面体
SからEまでをつなげる多面体の迷路。大きいバージョンは(PDF)ここからダウンロードできます。


◆3:立方体
立方体を重ねた状態の(PDFファイル)迷路。これもSからEまでをつなげます。


また、以下はKaplan氏が開発した「写真から迷路を作るシステム」を利用したもの。これはアーティストのChristopher Berg氏にインスピレーションを受けたもので、人間のデザイナーが手動で画像をパーツごとに分割。そのパーツにSmall setのスタイルパラメータを割り当て、答えとなるおおまかな経路をスケッチ。その後システムはデザイナーの選択を考慮した迷路を作り出すそうです。

◆4:カタツムリ
左側のカタツムリの赤いドットから、右側のカタツムリの赤いドットをつなげる迷路。これはPDFファイルが公開されていないので、画像リンク先のPNG画像を右クリックでダウンロードすればOK。


◆5:城壁
大きいサイズの迷路は(PDFファイル)ここからダウンロード可能です。


◆6:ミノタウロス
ミノタウロスも大きめサイズがPNGファイルで公開されています。以下の画像を「クリック」→「右クリック」→「画像の保存」でOK。


◆7:リンカーン
一体どこから開始すればいいのかさえわからないリンカーン。同上の方法でPNG画像が保存できます。


◆8:スフィンクス
立体感のあるスフィンクス。これも画像クリック先からPNGファイルがダウンロード可能です。

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in デザイン, Posted by darkhorse_log

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