大人の事情。
オースティンで開催中のSXSW(サウスバイサウスウェスト)にて、Samsungの展示会場を見に行ってきました。先月のSamsung Unpackedで発表されたばかりの新Galaxyを手にとってみるのを楽しみに会場へ向かったのですが…、肩透かしくらってしまいました。
会場の中心に展示されていたのは、5Gの都市をイメージした模型。
手に持っているのは(5Gモデルではない)Galaxy S10+! 会場真ん中の紫の街並みに端末をかざすと、可視化された5GネットワークをARで見ることができます。…でも、ネットワークって見るんじゃなくて、使って体感するものですし。今年のアメリカは5G盛り上がっていますけど、模型で展示されても戸惑うわよ。
5Gエリア周辺には先日発表されたばかりのGalaxy S10シリーズがたくさんありましたが、それはどれも廉価版の「Galaxy S10 E」。S10+はゲームエリアと5Gエリアにあるものの、端末がゲーム(Fortnite)・5GのARの使用のみでロック。結果、S10+を自由にいじるチャンスはありませんでした。
目玉のトリプルリアカメラも、ワイドやクローズアップ撮影できるスペースがなかったので実感できず。また、明るさや背景ボケなどを体験する撮影ブースはあったものの、気になっていたS10シリーズの夜景撮影モードの「Bright NIght」を実際に試すことができなかったのも残念。
とりあえず、ゲームエリアにあったS10+を持つだけ持ってみました。手の中にあると薄さがきわだつ! ほんっとに薄い! 軽い! エッジのカーブも美しいの一言です。テクノロジーを詰め込みまくったのに、野暮ったさが一切ない! 米Gizmodoのレビューにもあったとおり、Galaxy S10+はハードで魅せる端末ですね。
そして…Galaxy Foldはなかった。触れなくても展示はあるかなと楽しみにしていたのに、ありませんでした。リアルで見てみたかった。先月末開催されたMWCでは、ケース内展示があっただけに残念すぎる。
2019年新ラインナップが発表された直後で期待が高かっただけに、メインが5G模型という会場にちょっとがっかりしてしまいました。
※ギズモード・ジャパンはGROOVE X社さまのご招待を受けてSXSW 2019を取材しております。