設定を変えてもムダらしい……。
ネット回線につなぎ、ゲーム機、映像再生機などを接続して使うスマートテレビ。サイズや性能によりけりですが、2万~4万円あれば何かしらが買える、お手頃な家電になってきました。
ですがVIZIOのCTO(最高技術責任者)ビル・バクスター氏が言うには、その安さにはウラがあるというのです。
スマートテレビに小型カメラが内蔵されているものには、特に注意が必要です。ALIEN STARいわく、なぜならそれらは、ユーザーが知らないところで勝手に室内を撮影し、内蔵マイクで録った音声と共にどこかに送信しているかもしれない、というのです。
これがその一例です。
作ったのは諜報機関
この盗撮&盗聴スマートテレビ技術は、アメリカのCIAとイギリスの諜報機関MI5によって開発されたとのこと。その目的はテロ対策だそうですが……購買層のほとんどは、テロとは無関係の一般家庭でしょうね。
BBC Newsでは、専門家がCIAのソフトウェアを真似したものをスマートテレビにインストールさせ、本当にテレビが音声を拾ってテキスト化までしていることを報告しています。
監視機能のほうが高くつく
またEXTREME TECHでは、バクスター氏が「CES 2019」でスマートテレビの内情を暴露し、VIZIOはユーザーに監視機能を完全にオフにさせる選択肢を与えることで業界のリーダーの座にいる、そしてもし監視機能がないスマートテレビを作った場合、商品は値上げを余儀なくされると話したとあります。
百歩譲って、居間で集めた個人情報でテロリストを捕まえてくれる、または自分がテロリストではないと証明してくれるなら良しとしても、悪徳業者に売買されたらマズいですよね。それにもしハッキングされ、私生活が覗き見されてたりなんて考えたら……!?
ということで皆さん、音声認識とカメラが付いているディスプレイのご購入には、充分に気を付けてください。
Source: YouTube via ALIEN STAR, EXTREME TECH