まずは巨大なコンヴェンション・センター内を結びます。
昨年11月16日、スーパーCEOイーロン・マスクの運営する地下掘削業者The Boring Company(ザ・ボーリング・カンパニー)が、ロサンゼルスのホーソーン市にテスト用トンネルを開通させました。そして地下鉄レッド・ラインから、地元の野球場ドジャー・スタジアムまでトンネルを掘ることも決まっています。
かつてはシカゴにもトンネルを通すという話しでしたが……Chicago Tribuneいわく、住民や視聴候補者などから反対があるせいで頓挫しているとのこと。
ですがChicago TribuneとMashableAsiaの記事では、なんとあのカジノの街ラスベガスで掘削する計画が持ち上がっているというのです。しかもその発表は、ラスベガス観光局からで、トンネルは有名なコンヴェンション・センターの地下を掘るんだとか。
「CES」では18万人が来場するコンヴェンション・センター
コンヴェンション・センターでは、常時メジャーな展示会が開催されており、昨年18万2000人を超える参加者がいたハイテク見本市「CES」の会場にもなっています。それだけのイベントが開催される会場はもちろん巨大で、中央と南北のホールだけでなく、道を挟んだ向こうにも新館があり、端から端まで歩くのは超大変。
なので、8~16人を最大時速250kmで一気に輸送する高速地下シャトル「アーバン・ループ」があれば最高に便利なワケです。
ということで、現在はセンター内を繋ぐトンネルに、The Boring Companyと観光局から合計4つの案が出ています。
上の地図の点線で表されているのが観光局の提案で、7つの駅を設けたいようですが、The Boring Companyは3~5駅を提案しています。しかも将来的にはもっと伸ばしてカジノやホテル、それに空港も結びたいと考えているとのこと。
ラスベガスはとにかく究極のエンターテイメントがギッシリ詰まった、最高に虚構の街です。この「アーバン・ループ」が開通すれば、遊びも仕事もますます捗ること間違いナシでしょう。
Source: MashableAsia, Chicago Tribune, Vimeo