歩き回って足パンパン!
テキサス州オースティンで開催中の、テックとエンタメのフェスティバルSXSW (サウス・バイ・サウスウエスト)2019。開幕3日目からは、世界中の企業ブースがひしめき合うトレードショーが始まりました。
SXSWはオースティンの街全体で開催されますが、トレードショーが行なわれるのは、メイン会場のオースティンコンベンションセンター大ホール。ここもだだっ広いホールなのですが、街全体と比べると「この部屋の中だけ」と思える不思議。
早足で駆け抜けたトレードショー、気になったブースまとめました。
サドルがすごい電動自転車「MOD BIKES」
古き良きアメリカ、クラシックなデザインが目を惹いた電動自転車! 子どもの頃の悟空とブルマが乗ってそうだー! オースティン発の自転車屋さんだそうで、なるほどこの自転車のデザインは街の雰囲気とあってます。
注目は、サドルが外れてそのままロックになるという仕様! パートナー企業が手がけているこのロック、MOD BIKESのどのモデルにもプラス100ドルでアップグレードできます。
充電パッド付きパーソナルロボット「temi」
トレードショーを歩き回っていてすれ違ったロボ。テレビ電話しながら、自分だけのテレビクルーさながらに付いて回ってくれます。そんなことはさておき、お家ロボにスマートフォンのワイヤレス充電スタンドついてるのいいなって。
ホログラム風ディスプレイ「HyperVSN」
十字のマシンを扇風機みたいにブンブンまわして表示するホログラム風のディスプレイ。見た目にパンチがあって、ついいろんな角度から見たくなっちゃうやつ。
子ども向けVRセラピー「Theravr」
セラビー(薬や手術によらない心理療法)をVRで受けるという試み。主に、子どものセラピーをメインにしているとか。自分はもちろん、カウンセラーのアバターもユーザーが好きにカスタマイズできます。鬱や心の病に悩む子どもが、家でヘッドセットつけてVRセラピーを受けるのか…。なんか…、なんだか…、改めて今の若者は新世代だなって思いましたよ…。
シチズンの新スマートウォッチ「Eco-Drive Riiiver」
SXSW 2019で初お披露目の「Eco-Drive Riiiver」がありました。国産メーカー、シチズンの光発電スマートウォッチです。
Eco-Drive Riiiverのボタンプッシュをトリガーにして、たとえばUberで配車できたりするみたい(海外で受けた説明なので日本では使えない)。
このスマートウォッチは、Riiiverという新しいプラットフォームに対応。iiideaとよばれるタスクショートカットを、スマホアプリ経由でEco-Drive Riiiverの物理ボタンに設定して使います。
立ちデスク専用イス「The Fehn」
SXSWには椅子もある。現代人の悩みのタネ、座ってる時間長すぎ問題の解決策=高級な椅子。一見トレーニングマシンに見えるFehnは、スタンディングデスク用の椅子。寄りかかり、浅く腰掛け、がっつり腰掛け、折りたたんで立って作業と、いろんなパターンで使える椅子です。バランスボール的な役目もあるので、腰が凝り固まってしまわないとこが◯。背もたれないのに、寄りかかりパターンがとても快適だった!
以下、トレードショーに隣接しているスタートアップブースから。
クリック型セルフィーライト「MOON Selfi」
女優ミラーならぬ、女優セルフィーライト。もちろん男性も。スマートフォンにつけるセルフィー用の照明です。光の色味が、暖かみあるオレンジ系と蛍光灯のようなクール系と2パターンあるのがミソ。デモ端末がまさかのGalaxy S10+。
セルフィーライトありなしを撮影して比べたものの、S10+のカメラが綺麗すぎて、どっちも甲乙つけがたい美画像になってしまったというね…。
水のIoT「Pani」
トイレやシャワーにとりつけることで、水の使用量をモニタリング、アプリ経由で知らせてくれるガジェット。あくまでもモニタリングするだけですが、節水するにはまず知るところから。昨今流行りのグリーンガジェットです。
※ギズモード・ジャパンはGROOVE X社さまのご招待を受けてSXSW 2019を取材しております。