「本格的な工具は必要じゃないけど、イザというときのために一つもっておきたい」というライトな層にオススメしたいアイテム。
『VASLON 万能ソケット レンチ』は、これ1つで7〜19mmの六角ボルトやフックねじといった、さまざまなサイズや形のボルトやネジを回せる工具。
1つでいろいろなネジに対応できる理由
画像のとおり、回したいもののサイズや形に合わせてフィット。
バネの力で外側に向かって押されている多数のピンにボルト類を押し当てると、その部分だけ引っ込み、引っ込んでいないピンがボルト類の頭をつかむという仕組みです。
試してみましたが、実際にさまざまなボルト類を「回す」ことができました。
使用上の注意点
ただし、注意点が2つあります。
まず1つ目。ボルトのサイズにもよりますが、構造上、6角の面に均一に力が掛かるとは限りません。
したがって、締め付けトルクが決められているクルマやバイクの整備では、多くの条件下で規定トルクまで締められません。
こうした整備には、それなりの工具を使うほうがいいでしょう。
そして2つ目の注意点。
一般的なスパナやボックスレンチを使う場合でも、ボルト類を強く締めるときには、ボルトの角をナメてしまわないよう、ボルトに対してまっすぐ、深く工具を当てることに神経を使わなくてはなりませんよね。
『万能ソケットレンチ』の場合、バネの力が働いているため、常にボルトから外れようとしてしまいます。これを押さえつけるために、少なからず力が必要となります。
応急処置や組み立て家具などに活躍
組立家具などの木工製品や、折りたたみテントや椅子などのキャンプ用品は、あまり締め付けトルクの強さを求められません。
そういったものの応急修理をはじめ、ぱっと手軽に使いたいとき、大いに活躍してくれると思います。
それに付属のラチェットハンドルは、スピーディな作業に役立ちますし、電動ドリルで使うためのビットパーツもあります(ただし、くれぐれも強く締め付けないように、トリガーの調整には気を使ってください)。
さらに、差込角はISO規格である9.5sqとなっているので、ラチェットハンドル、ドリルビットは、一般的なソケットレンチと組み合わせられます。
強く締め付ける必要がある場合は、そのサイズのソケットレンチだけ買い足すという運用も可能。
『VASLON 万能ソケット レンチ』は、Amazon.co.jpで購入が可能です。
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Photo: 田中宏和
Source: amazon.com