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Ryzen TR向けの安価な水冷クーラーがCooler Masterから、計2種類

アドレス指定型LED搭載のIntel/AMD用新モデルも登場

(3/15 18:32更新)販売スタート。
初出日時 3/13 8:10

 Cooler Master製の簡易水冷CPUクーラー「MasterLiquid」のRyzen Threadripper(Ryzen TR)対応モデルが15日(金)に発売された。

 ラインナップは240mmラジエーターの「MasterLiquid ML240 RGB TR4 Edition(MLX-D24M-A20PC-T1)」と、360mmラジエータの「MasterLiquid ML360 RGB TR4 Edition(MLX-D36M-A20PC-T1)」の2モデルで、店頭価格は順に税抜き12,280円、税抜き14,980円と、Ryzen TR用の簡易水冷CPUクーラーとしては安価。

 販売ショップはツクモパソコン本店ツクモeX.パソコン館パソコンショップ アークソフマップAKIBA②号店 パソコン総合館

二層構造の冷却ヘッド「デュアルチャンバーヘッド」でポンプの劣化を低減した簡易水冷クーラー

 MasterLiquidシリーズは、冷却ヘッド内の冷却液を熱い層と冷たい層に分けることで冷却性能の向上とポンプの長寿命化を実現したという「デュアルチャンバーヘッド」を採用した簡易タイプの水冷CPUクーラー。冷却ファンと水冷ヘッドにLEDが搭載されており、付属のコントローラやRGB LED対応のマザーボードから発光色やパターンを制御することができる。

 これまでにIntel LGA115xやAMD Socket AM4向けの製品が販売されているが、今回登場したのはSocket TR4専用モデルで、Ryzen TRの広いヒートスプレッダに合わせて水冷ヘッドの接触部分が大きくなっている。

Ryzen TR対応
水冷ヘッドの銅板
イルミネーション機能を搭載

 ラジエーターのサイズは、MasterLiquid ML240 RGB TR4 Editionが277×119.6×27mm、MasterLiquid ML360 RGB TR4 Editionが394×119×27.2mm。水冷ヘッドのサイズは2モデル共通で、86×70×49mm。ポンプのMTTFは7万時間とされている。

 採用ファンは同社の120mmファン「MasterFan MF120R RGB」で、240mmモデルのは2基、360mmモデルには3基付属している。主な仕様は、回転数が650~2,000rpm(±10%、PWM対応)、最大風量66.7CFM、最大ノイズは30dBA。

240mmモデル
360mmモデル

アドレス指定対応RGB LEDを搭載した簡易水冷クーラー「MasterLiquid ML360R RGB」も登場

 Cooler Masterからは、Intel/AMD用の簡易水冷クーラーの新モデル「MasterLiquid ML360R RGB(MLX-D36M-A20PC-R1)」も15日(金)に発売された。店頭価格は税抜き16,980円。

 MTTFが7万時間という高耐久ポンプを備えた「デュアルチャンバーヘッド」を採用。冷却ファンと水冷ヘッドにはアドレス指定タイプのRGB LEDが搭載されており、付属のコントローラやRGB LED対応のマザーボードから制御が可能となっている。

 ラジエーターのサイズは394×119×27.2mmで、水冷ヘッドのサイズは83.6×71.8×52.7mm。ファンは120mm径の「MasterFan MF120R ARGB」で、パッケージには2基同梱されている。主な仕様は、回転数が650~2,000rpm(±10%、PWM対応)、最大風量66.7CFM、最大ノイズは30dBA。

 対応CPUソケットはLGA2066/2011(v3)/1366/115x/775、Socket AM4/AM3(+)/AM2(+)/FM2(+)/FM1。

アドレス指定LEDを搭載
PCへの組み込み例

[撮影協力:ツクモパソコン本店]