何の変哲もない黒い板なのに!?
そろそろ寒い冬が終わりを告げ、春らしい日が訪れつつある昨今。とはいえ毎年冬には、何らかの暖房器具に頼らなければ凍えてしまいますよね。
温風が出るものは乾燥するし、電熱線を使ったものは火事の危険をともない、オイルヒーターは高いという、どれも一長一短だったりします。ですがKOLEDAが開発した黒い板のパネルヒーター「SOLUS」なら、これまでの電気代を80%節約してくれるのです。
追記[2019/03/20]現在、SOLUSのプロジェクトはKickstarterによって停止されています。どうやら技術的にアヤしいプロジェクトでした...
「SOLUS」は、ナノテクのコーティングとグラフェンを使い、赤外線加熱と対流のダブルで部屋を暖めてくれるのが特徴。ですがモノリスめいた、この見た目がなかなかのインパクトですよね。本体は傷が付きにくい軽量強化ガラスでサンドイッチしており、薄さはたったの10mmで、重量は4.5kg。酸化しない素材を使っているので、何十年経っても性能は劣化知らずです。
給電はAC/DCどちらでもOK。起動直後から暖かくなり、リモコンによる設定温度を保つべく自動的にON/OFFを繰り返し、消費電力を抑えてくれます。たとえば性能的には、100度に達するのに2~3分しかかからないほどパワフルなのに、15平米の部屋なら電力消費が従来の暖房より20倍も低くなるのだそうな。
KICKSTARTERでは出資金を募っており、執筆時には約556万円の目標金額に対し、1,040人からなんと4,456万円もの資金が集まっていました。最安プランは195スイス・フラン(約2万1700円)と、手が出せるお値段となっています。
オシャイリッシュぶりは、かつてご紹介した透明ガラスのパネルヒーター「Double Glass Heater」とタメ線ですが、お値段的にこちらが勝者ですかね。100%リサイクル可能な資源で作られているのも魅力です。
Source: YouTube via Fresh Gadgets via KICKSTARTER, KOLEDA, facebook