エッセイストの能町みね子(39)が16日、TBSラジオ「土曜ワイドラジオTOKYOナイツのちゃきちゃき大放送」(土曜前9・0)に出演。コカインを摂取したとして12日に逮捕されたテクノバンド、電気グルーヴのメンバーで俳優、ピエール瀧(本名・瀧正則)容疑者(51)を巡る報道について、持論を展開した。
能町はこのニュースに「瀧さん、もうよくないですか?」と切り出した。「ショックだ、いい人だったのに…。いい人のようで、ものすごい悪事に手を染めていた、といった報道になりがち」とこのニュースの扱われ方に触れ、「びっくりはしたけど、私は個人的にはちょこっと謹慎して復帰すればいいんじゃない? くらいに思っていて。もちろん、法的な裁きは受けないといけないですけれども。報道が極悪、極悪に仕立てようとしている感じが、なんか見ていて気持ち悪いんですよ」と私見を語った。
薬物の報道についても「報道すればするほど、やりたくなる人の方が増える気がして」と危惧し、「20代からやってたって出てましたが、でも瀧さん普通にお仕事してたじゃないですか。奇行とか、無理やり仕立てられて言われていることもあるけど、奇行じゃないし。なんなら普通の人よりまともそう。(これだけ)たってても普通に生活できることになっちゃうから、逆効果」だと話し、「ずっともやもや」していると語っていた。