トランスフォームスマホで5Gサービスイン…意外に安いが落とし穴も?

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  • author Sam Rutherford - Gizmodo US
  • [原文]
  • 湯木進悟
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トランスフォームスマホで5Gサービスイン…意外に安いが落とし穴も?
Image: Verizon

まずは使ってみたい。

いよいよスマートフォンは5Gの新時代へ…。とはいわれるものの、実際いつから、どこで使えるようになるのか、まだまったく見えてこない5G。しかし、ついに北米では、来月11日より、Verizonが「5G Ultra Wideband Networks」の5G通信サービスをスタートすることになっています。そして、その最初の対応端末として注目を集めるのが、あの「moto mods」と呼ばれるアタッチメントで、さまざまな機能を持ったスマートフォンにトランスフォームする「Moto Z3」なんですよね。

新たに5G通信機能をMoto Z3に追加できるmoto modsは、このほど350ドルにて発売中。5Gの通信スピードを体感するためだけに、日本円にして約4万円の追加出費とは、決して安い買い物ではありません。しかし意外にも5Gの月額利用料金は高くないことが話題になっているんだとか。Verizonの無制限通信プランを利用しているユーザーは、最初の3か月間は無料で5Gを利用できるほか、無料期間の終了後も毎月10ドルほどのプラス料金のみで継続利用可能となっていますよ! 4G LTEの通信プランに、わずか1000円ほど追加すれば5Gが利用できてしまうというのは、これが日本国内でも適用されれば、一気に利用希望者が増えそうな感じですね~。

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Image: Verizon

とはいえ、新登場の5Gには、まだまだ落とし穴があって、こちらは来月のサービスイン時に5G Ultra Wideband Networksを利用可能となるエリアの説明なのですが、まだアメリカでも、シカゴミネアポリスの一部の中心部のみに限られているというのが実情なんです。しかも、5Gのシグナルは、建物や壁で遮られやすいという弱点もあって、伝えられているサービスエリア内でも、どれほどのユーザーが恩恵にあずかれるかは、かなり謎でもあるとされていますよ。

数々の不安要因を抱えつつ、とりあえずは北米で船出を迎える5G通信サービス。Verizonは、ローンチ記念として、5Gアタッチメントのmoto modsを、特別価格の50ドル(約5,560円)にて販売したり、購入者にMoto Z3をプレゼントしたりする大盤振る舞いで盛り上げていく方針でもあるようなのですが、はたしてどんなふうに受け入れられることになるのでしょう? とはいえ、もし月額利用料が高くないのであれば、日本国内でも、5Gを実際に使えるようになる日が待ち遠しいかぎりですよね?