• お金を賢く使いたいなら、誰かにお金を払って洗濯や食料品の買い出しをやってもらうことを考えよう。
  • 自分の「やることリスト」からストレスに感じるものを除外することで、家族や友人と時間を過ごすなど、より意味のある活動に時間を使えるようになる。そうすることで、幸福度が増す。
  • これはハーバード大学のビジネススクールの教授からのアドバイスだ。わたしたちの多くは、お金を使うことに罪悪感を感じるため、この幸せになれるシンプルな方法を無視しているという。

わたしたちは皆、自分が楽しめることをする時間がもっと欲しい。

しかし、ハーバード大学のビジネススクールの教授、アシュレー・ウィランズ(Ashley Whillans)氏によると、わたしたちは自分の時間を増やすことのできる"あること"をしていない —— お金を払って、自分が一番ストレスを感じる毎日もしくは毎週のタスクを取り除くことだ。

ハーバード・ビジネス・レビューのポッドキャストで、ウィランズ教授はお金と引き換えに自由な時間を手に入れることで、わたしたちはより幸せになれると語った。

中でも、食器洗いや洗濯、掃除といった「ネガティブな体験から、お金を使って自分を救い出す」と効果があると言う。

ウィランズ氏にとってそれは、高くても職場に近くて、どこへ行くにも歩いて行ける、面倒な通勤いらずのマンションだと、同氏は言う。

ウィランズ氏の研究は、こうした「時間の購入」がストレスを低下させ、幸福度を増すことを示している。

しかし、しばしばその妨げになるものがあるという。

「わたしの研究を通じて、人は自分が稼いだお金で時間を手に入れたとしても、アウトソーシングすることに本当に罪悪感を感じることが分かった」と同氏は語った。

お金を払って誰かに食事を届けてもらったり、食器洗いや洗濯、芝生を刈ってもらったりすると、わたしたちは精神的な負担を感じるのだと、ウィランズ氏は言う。

周囲に自分の家事もできない人間だと示すことになるとも感じるようだ。

こうした罪悪感を払拭する一番良い方法は、アウトソーシングすることによって自分が得られる価値に集中することだと、ウィランズ氏はアドバイスする。

自由な時間を手に入れて、大きな幸せを感じるためには、その時間を意味のあるものにすることが重要だと、同氏は言う。

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Image: Impact Photography/shutterstock

[原文:A Harvard professor says most of us overlook a simple way to be happier because it costs money]

BUSINESS INSIDER JAPAN より転載(2019.03.09)