実はかなり多目的に使えるシャトルバスでした。
フィンランドの自動運転車メーカーSensible 4とタッグを組み、無印良品がデザインを担当した、自律運転バスの「GACHA」。雪が多い国での使用となるため、-27度の雪道でも走行できる、世界初の全天候型自律運転バスになるというお話でした。
そして予定通り、designboomがそのGACHAバスが完成し、ヘルシンキでお披露目となったことを伝えています。まずはテスト走行する様子をどうぞ。
続いて発表会とデモ走行の様子もあります。
このバスは、4月からフィンランドの都市エスポーで本格的な運用を開始し、今年後半にはその他3つの都市でも運用されるとのこと。Sensible 4は、街の公共移動手段のひとつとして、2021年までにこのバスを普及させようと考えており、あわよくば他国の都市でも利用して貰おうと画策しているとのことです。
定員は10人がけの座席に加え、6人が立って乗れます。もちろん運転席がないのが斬新ですが、「カプセル」から着想しただけに前後の区別もなく、前後のLEDは色と光量を変え、ヘッドライトにも、テールライトにもなります。
実車はすでに完成していますが、コンセプト動画にて、人々がアプリでGACHAを呼んだり、移動販売車や移動図書館などとしても利用できる将来像をご覧ください。
日本のメーカーである無印良品が関わっているプロジェクトなので、もしかしたら日本にもやってくるかもしれませんね。雪国では通勤、通学、移動販売と重宝されることでしょう。
Source: designboom, YouTube(1, 2, 3)