で、Googleの新ゲームサービス「Stadia」にいくら払う?

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  • author Sam Rutherford - Gizmodo US
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で、Googleの新ゲームサービス「Stadia」にいくら払う?
Image: Gizmodo US

ネトフリ方式だと嬉しいけど、あんまりいっぱいあってもなぁ。

Stadiaが発表された今日はという日は、もはやパーティです。このサービスはGoogleの次期ゲームストリーミングプラットフォームとして、実質的にあらゆるデバイス上でネットを介してゲームがプレイできることを約束してくれます。

でも、Stadiaがどのように機能してどのようなサーバーインフラストラクチャを使用しているかについては明らかにされていません。ついでにStadiaの価格構造や発売予定日なども。僕たちが後者について知っているのは、Stadiaが2019年中に稼働するということだけですが、もっと重要な問題は価格に関してですよね。

では、Stadiaにはいくらかかるのか。具体的に指すなら、Googleのゲームストリーミングプラットフォームにいくらまで払えるのか。これは、信頼性の低いインターネット接続を持つ人々にとって、Stadiaが実際にどれだけうまく機能しているかにかかっています。ここではいったん、Stadiaが宣伝どおりに機能すると仮定しましょう。

アクセスし放題なネトフリ方式

GoogleがStadiaの価格設定に対応するには2つの方法があります。1つは、Stadiaをゲーム用の一種のNetflixと位置付けることです。毎月の購読で、タブレットやラップトップなどで遊ぶことができるゲームリストにアクセスできるようになります。ユーザーがゲームを購入する必要はなく、新しいタイトルのライセンスを取得してそれらをStadiaのリストに追加するのは、Googleの責任となります。

SonyのPlayStation Nowは月額20ドルで、PS2、PS3、およびPS4の750以上のゲームをPS4またはPCにストリーミングできます。一方、NvidiaのGeForce Nowの場合はWindowsまたはMac、あるいはNvidiaのShieldデバイスのいずれかにストリーミングできます。が、GeForce Nowはまだベータ版です。

それから、Jumpのような小さなゲームストリーミングサービスの場合、月額10ドルかかります(執筆の時点で5ドルに割引されました)。月額30ドルで提供しているShadowのストリーミングサービスは物価の面で優れていますが、Stadiaは144Hzで1080pまたは60Hzで4Kの高解像度のゲームプレイを提供することでその価格に対抗しています。

また、MicrosoftのXbox Game Passは技術的にはゲームストリーミングサービスではないものの、Stadiaが競う必要のあるもう1つのサービスであり、こちらは月額10ドルの価格設定。

Googleがサブスクリプションモデルを選択した場合(これが最も可能性が高いと僕は思う)、Stadiaはおそらく月額15ドル〜20ドルの間になるでしょう。これはNetflixの料金をわずかに上回りますが、1年のあいだに伝統的なゲームコンソールとソフト2本を買うことに比べたら、年間で十分元を取れますよ。

欲しいものだけ購入するSteam方式

もう1つの選択肢は、Stadiaを無料もしくはかわずかな低価格で利用できるようにして、代わりにSteamのようなStadiaストアでゲームを購入するようにすることです。

Googleの観点からすると、これはより簡単な解決策かもしれません。なぜなら、同社は開発者や出版社からゲームをライセンスする必要がないから。でも、ユーザーの観点からすると、最初から多数のゲームにアクセスするのではなく、個別にストリーミングしたいゲームを購入する必要がある場合、Stadiaにそれほど価値はありません。

もちろん、この2つの方式のハイブリッドもあり得ます。その場合は毎月のサブスクにプラスして、ユーザーにゲームを買わせることを必要とするでしょう。とはいえこれは面倒で複雑、かつ高価になりすぎるので、他のゲームストリーミングサービスがこれをしない理由でもあります。Googleもやらないはず。

あなたはどのモデルがお好み? Googleの新しいゲームストリーミングサービス「Stadia」にいくら払えますか?

Source: Jump, Shadow