ラジオっておもしろいよね。
僕がラジオを聴き始めたのが小学校低学年のとき。当時はAM放送ばかり聴いていました。夜中に笑いをかみ殺しながら深夜放送を聴いてましたね。
中学生になると音楽を聴くようになって、FM放送も聴くようになり、エアチェック(放送を録音すること)などもやっていました。FM雑誌を買って録音したい番組にマーカーでチェックしたりして。公録(公開録音)などにも行っていました。
社会人になってから勤めた小さい事務所では、ずっとFM放送が流れていました。事務所の近くで公開生放送があったときは、全員で見に行ったり(仕事しろよ……)。
ラジオはインターネットで聴く時代になった
今では、インターネットラジオなどもありますね。僕は主に声優さんのラジオを聴いています。
昔はラジオを聴いていたけれど、最近はあんまりという方も結構いると思います。そんな方のためのサービスが、地上波放送のラジオがパソコンやスマホで聴ける「radiko」です。
radikoならばパソコンやスマートフォンがあれば聴けるということで、いろいろな理由でラジオから離れてしまった人も、再びラジオに戻ってきたという話もよく聞きます。
ある意味、radikoってラジオの歴史においてターニングポイントだったと思うんですよね。
そんなradikoで、NHKラジオが正式なサービスとして配信されることになりました。配信は4月1日(月)からです。配信エリアは全国47都道府県で、NHKラジオ第1(全国8エリア分)と、NHK-FM(東京1コンテンツ)が配信されます。
radikoは、すでに民放ラジオ93局と放送大学が聴けますが、NHKは実験放送のみで、正式には配信されていませんでした。もう、ラジオはインターネットで聴く時代になってきたのでしょうか。
AM放送が廃止に?
また共同通信によると、日本民間放送連盟(民放連)がラジオのAM放送を廃止するよう、総務省に制度改正を求める方針を決めたとのこと。どうやら、AM放送をFM放送に転換しやすくるためのようです。
すでに、AM放送局の一部はFMの周波数で聴ける「ワイドFM」というサービスを開始しています。徐々に、AM放送はFM放送に取って代わり、そのうちすべてのラジオがFM放送になるのかもしれません。
AM放送は遠くまで電波が届きやすい反面、音質はあまりよくありません。一方FM放送は、電波の届く範囲はAMよりも狭くなりますが、音質がいいのが特徴。また、最近はごく狭い地域だけに向けたFM放送局「コミュニティFM」も増えていますから、FM放送のほうが広がりがあると判断されたのでしょうか。
radikoが充実したり、AMがなくなるかもしれないなど、なんだかラジオ周辺が慌ただしくなっています。僕らが愛したラジオは、どこに向かっているのでしょうか。
どこに向かっていってもいいのですが、ラジオという文化だけはなくならないでほしいですね。