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Xperia Ear Duoでスパイダーマンと走り、跳ぶ!! ソニー渋谷で新体験

スパイダーマンシリーズ初のアニメ映画として注目を集め、現在公開中の「スパイダーマン:スパイダーバース」。渋谷モディ1階の「ソニースクエア渋谷プロジェクト」ではソニーの技術を使って映画の世界を体験できるイベントが開催中だ。3月23日から、新たにワイヤレスイヤフォン「Xperia Ear Duo」を使い、来場者がスパイダーマンのミッションに挑む体感型コンテンツがスタートした。

「スパイダーマン:スパイダーバース」の新しい体感コンテンツが、渋谷モディ「ソニースクエア渋谷プロジェクト」でスタート
ワイヤレスイヤフォン「Xperia Ear Duo」

ソニースクエア渋谷は、来場者に「ソニーグループの製品、 テクノロジー、 コンテンツなどを掛け合わせて、 ユニークかつ新たなソニーの魅力を伝えること」を目的とした、渋谷モディ内の施設。製品は販売していないが、企画展示を通してソニーのハードやソフトを総合的に体験できる。営業時間は11時〜21時。入場や体験は無料。

渋谷モディの外観。壁面に大型街頭ビジョン「ソニービジョン渋谷」(中央)

映画「スパイダーマン:スパイダーバース」は、ニューヨーク・ブルックリンの名門私立校に通う中学生マイルス・モラレスが主人公。ささいなことでスパイダーマンになってしまったモラレスだが、力を上手く使えず苦悩する。そんな中、モラレスがある事件をきっかけに、既にスパイダーマンとして活躍するピーター・パーカーらと知り合い、成長する姿を描く。2月にシリーズ初のアカデミー賞長編アニメーション賞を受賞したことも話題となった。

(左から)マイルス・モラレスのスパイダーマン、ピーター・パーカーのスパイダーマン、“スパイダーウーマン”のグウェン

ソニースクエア渋谷では、国内劇場公開を記念して1月31日から「The『スパイダーマン:スパイダーバース』Experience」イベントを実施中(5月6日まで)。1月から行なわれていた、Xperiaスマートフォンの「3Dクリエーター」アプリを使った体験コーナー「キミもスパイダーマン」と入れ替わる形で、新たな体感型エンタテインメント「Motion Game by Xperia Ear Duo」がスタートした。

The『スパイダーマン:スパイダーバース』Experience

左右分離型で耳を塞がないワイヤレスイヤフォン「Xperia Ear Duo」を両耳につけ、液晶ディスプレイに映る「スパイダーマン:スパイダーバース」の映像を見ながら、画面とイヤフォンからの“Action”の指示にあわせて身体を動かし、スパイダーマンになりきってミッションクリアを目指す。映像は主人公「マイルス・モラレス」バージョンと、「ピーター・パーカー」バージョンのどちらかを選べる。一度に体験できるのは最大2人まで。

Xperia Ear Duoを耳に装着したところ。耳を塞がない構造で、イヤフォンの音だけでなく外音も聞ける
映像は「マイルス・モラレス」バージョンと、「ピーター・パーカー」バージョンが用意される

スパイダーマンが街中を動き回るスピーディーな映像と連動して、Xperia Ear Duoから「ジャンプして」、「しゃがんで」、「(その場で)走って」、「振り向いて」といった動きの指示が出され、画面上にも“Action”と表示される。そのタイミングにあわせて指示通りに身体を動かすと、「ピコンッ」と効果音が鳴り、得点が加算される。動きが鈍かったりタイミングがズレると「ブブーッ」と鳴り、得点は増えない。

画面とサウンドバー(下)で「スパイダーマン:スパイダーバース」のショートPVを楽しむ。左右のXperiaスマートフォンに参加者の得点が表示される
画面の“Action”表示とイヤフォンからの音声指示に従って身体を動かす。ちゃんと動けると得点がプラスされる。最大100点で登場人物たちの決め台詞が聞ける

ミッションをクリアし、100点を取れると登場人物たちが決め台詞で祝ってくれる。台詞は、日本語吹替版でマイルス役を演じた声優・小野賢章、またはピーター・パーカー役を担当した宮野真守の声で聞ける。クリアで数量限定のスパイダーマンフィギュアが入ったガチャガチャが1回引けて、おみやげとして持ち帰ることができる。フィギュアは全3種類(マイルス・モラレス版スパイダーマン、ピーターパーカー版スパイダーマン、スパイダー・グェン)がランダムで出る。

ミッションクリアで100点を取れた人は、スパイダーマンフィギュアが入ったガチャガチャが1回引ける

Xperia Ear Duoは来場者にその場で貸し出される。耳を塞がないオープン構造が特徴で、目の前のサウンドバーから流れる日本語吹替版主題歌(TK from 凛として時雨「P.S. RED I」)を聴きながら、イヤフォンからの指示も聞き取れる。耳穴を塞いで音を聴く通常のイヤフォンとは異なった感覚が楽しめる。イヤフォンの内蔵センサーを活用したモーションセンシング技術を組み合わせることで、このスパイダーマン体験を実現した。

1月のオープン時から設置されている、振動床でスパイダーマン:スパイダーバースの世界を体感する「Haptic Floor Experience」や、アートワーク展示は、引き続き同じ場所で展開中だ。

Haptic Floor Experienceは渋谷モディ1階の正面玄関入ってすぐ。(6歳以下はこのコンテンツを体験できず、12歳以下は保護者の同伴が必要)

「Haptic Floor Experience」は、横幅約4mの大きなスクリーンで「スパイダーマン:スパイダーバース」の特別映像(約3分半)を鑑賞できるスペース。椅子に座って映像を見ていると、床に組み込まれているソニーの「ハプティクス技術」(触覚提示技術)を応用したアクチュエータ(振動デバイス)が、スパイダーマンたちの動きや音楽のビートに合わせて振動。3台のプロジェクターと7.1chサラウンドスピーカー、振動デバイスを使い、映像や音と振動を合わせた演出で没入感を高め、映画の世界観を全身で楽しめる。

場内にはプロジェクター3台と7.1chのサラウンドスピーカー

使われている映像は、スパイダーマンの宿敵であるダーク・ヒーローを主役とした映画「ヴェノム」の4K Ultra HD Blu-rayソフト(3月6日発売)に特典として収録された「スパイダーマン:スパイダーバース」先取り映像と同じものだという。劇場公開版とシーンの構成が一部が異なっており、既に映画を観た人はその違いに気づけるだろう。

4脚の椅子が置かれた床の下に、ハプティクス技術を応用したアクチュエータ(振動デバイス)が組み込まれている。映像と音に合わせて振動する

ソニーによると、このイベントにはこれまで、10代後半から20代の若者が中心となって数多く来場したという。映画をまだ観ていない人が、ここでスパイダーマン体験を楽しんでから近くの映画館(TOHOシネマズ渋谷など)へ向かったり、既に映画を見た人もここで体験後に再度鑑賞しに出かけるなど、好調な流れができているという。

「スパイダーマン:スパイダーバース」のアートワークやインタビュー映像の展示。映画の制作に携わったアニメーター若杉遼氏(ソニー・ピクチャーズ・イメージワークス)のサインもあった。ソニースクエア渋谷で収録されたメッセージ動画が、近日Web公開予定

渋谷モディ壁面の大型街頭ビジョン「ソニービジョン渋谷」では、「スパイダーマン:スパイダーバース」の世界観を、渋谷の街並みにAR風に掛け合わせたコラボレーション映像(約3分)が上映中。

「ソニービジョン渋谷」で「スパイダーマン:スパイダーバース」のコラボレーション映像が上映中

ソニービジョン渋谷は、通常の屋外動画広告などを流すほかにも、上部に設置された4K対応屋外型ネットワークカメラでとらえた、公園通り入口のスクランブル交差点を行きかう人や車の流れをリアルタイムにセンシングし、そのデータをグラフィックへと変化させた映像などを楽しめる仕組みを備えている。

公園通り入口スクランブル交差点の映像に、スパイダーマンのアメコミ調吹き出しが重ねられている
劇中に登場する、3145年のニューヨークからやってきた少女「ペニー・パーカー」が姿を現わした

今回は、「スパイダーマン:スパイダーバース」の劇中に現われるアメコミ調の吹き出しと台詞が交差点にいる人の頭の横に表示されたり、スパイダーマンら映画の登場人物が渋谷の街並みに溶け込んで自由に動き回る様子などが動画で楽しめる。3月末までは1時間に計4回、15分間隔で流され、4月以降も上映タイミングを変えて引き続き流されるという。

「スパイダーマン・ノワール」と渋谷モディ
ペニー・パーカーが乗り込んで操る、スパイダーマンなみの力を持ったロボット「SP//dr」
“スパイダーウーマン”グウェン(左)と、モラレスが変身したスパイダーマン(右)