フルタイムで働いている人は、支出の記録をつけ、収入のうち何にどれくらい使うか予算を立てれば、実際に買い物に使える金額の範囲を把握できます。
しかし、お金について考える方法としては、月単位、あるいは週単位で考えるのが最も効率的なやり方とは言えません。
時給を計算すれば、実際にかかるコスト(たとえば、「10時間分の労働と同じ」など)を知り、それだけの価値があるかないかを見極めるのに役立ちます。
買う前に、時給計算をしてみよう
例を挙げると、年収5万ドルで、週40時間働き、2週間の有給休暇を取る人の時給は、25ドルです(5万ドルを、労働時間の2000時間で割るわけです)。
こちらのサイト(英語)を使えば、年収から時間給を割り出せます。(月給から時給を割り出したいならこちらの時給計算でどうぞ)
つまり年収500万円ならば、時給2500円となります。
何かを買いたいとか、何か大きな買い物をしようとか考えているなら、「それを買う余裕があるか」と考えるのではなく、「それが何時間分の労働になるか」を考えます。
そうすれば、100ドルのドレスは、4時間余分に働く価値はないと思うかもしれません。
時給と比べるとその価値が明確になる
この方法は、お金を用途別に袋に分けて管理する「袋分け管理」に似ています。
実際にいくら使うのかを、もっと具体的に把握できるのです。
袋分け管理は、物理的にお金を袋に分けて入れ、それを使っていくのですが、時給を割り出せば、実際の時間と労力のうちのどれくらいを使って、買い物ができるのかを考えることになります。
もちろん、全収入から時給への換算は、単純にできるものではありません。
福利厚生や長期休暇、休日、年金、そして全体的な安定性を考慮に入れる必要がありますから。
けれどもこれは、簡潔でわかりやすい方法です(前述のウェブサイトで計算すれば、こうした変数の一部を考慮に入れて算出できます)。
時給がわかると、普段何も考えずにお金を払っている物やサービスの価値に対する見方が変わるかもしれませんよ。
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Image: Gyorgy Bakos on Unsplash
Alicia Adamczyk - Lifehacker US[原文]