次世代iPhoneはトリプル背面カメラと双方向のワイヤレス充電か。
前年と同じタイミングが繰り返されるとすれば、新型iPhoneの発表はまだ少なくとも4カ月以上先となります。しかしすでに、新型iPhoneが持つ機能について内部からの情報流出や噂が世に出つつあります。そこから見えてくるのは、サムスンがすでに搭載している機能をiPhoneが取り込もうとしている、と言う姿です。
iPhoneの新モデルは、iPhone 11なのかiPhone XIなのかiPhone XSsなのか、果たしてどのように呼ばれるのかわかりません。しかしAppleのサプライチェーンのアナリストとして有名なMing-Chi Kuoによると、次世代iPhoneの最も大きな改善点の1つは双方向性のワイヤレス充電機能となるようです。これはGalaxy S10に搭載されており、サムスンはワイヤレス・パワーシェアと呼んでいます。Qi対応デバイスであれば、iPhoneの背面にそのデバイスを置くことで充電ができます。第二世代のAirPodsがオプションでワイヤレス充電ケースが付いてくることを考えると、アップルのエコシステムにおける特筆すべき追加点となるでしょう。
他に大きなアップグレードを受けようとしているのが背面カメラのようです。Digitimesのレポートによると、iPhoneにカメラ・モジュールを提供しているLargan Precisionが、今年中にトリプル背面カメラの大規模受注があると自信を持って述べているとのこと。CESの直後には、Wall Street Journalが「最高級モデルに関して、Appleはトリプル背面カメラのような新しいカメラ機能を導入する計画を持っており、他の2つのモデルに対してもダブル背面カメラを計画している」と報じました。
Just another leak seemingly confirming my January #iPhoneXI prototype leak accuracy... 😏 pic.twitter.com/qVWF59GgKr
— Steve H.McFly (@OnLeaks) March 28, 2019
次世代iPhoneのプロトタイプの背面デザインとされる流出画像。トリプルカメラのセットアップが確認できますね。
Samsung、LG、Huaweiのスマートフォンにはすでに類似のセットアップが搭載されています。それを考慮すると、Appleによる新しいトリプルカメラも、メインで使われる広角カメラと超広角レンズ、そして現在のiPhoneにある光学2倍ズーム・レンズのようなものの3つとなるでしょう。
しかし大きな懸念として残っているのは、2019年新モデルとして発表されるデバイスのデザインが、iPhone XやiPhone XSと同じものであるかもしれないと言うことです。もしそうであれば、今回で3年連続デザインのベーシック部分は変わらないことになります。2年に一度大幅なアップデートをするiPhoneのこれまでの傾向が、3年に1度へとシフトすれば、すでにイノベーションのスピードが落ちている事を感じている消費者への印象は良くないでしょう。
Digitimesの報道によると、2020年には期待ができるかもしれません。来年にはアップルはiPhoneのラインナップにおけるサイズを大きく変更するかもしれないようです。スクリーンは小さいものから順に、5.42インチ、6.06インチ、6.67インチのサイズとなり、最も小さいものはディスプレイに直接タッチセンサーが統合される新しい技術が搭載されるとの噂もあります。それによって全体的な薄型化がさらに可能になるでしょう。
これでもそれほど大きな変化ではないかもしれませんが、見た目が違うiPhoneを欲しいと思ってる人は、2020年まで待つ必要があるかもしれません。
Source: Macrumors, Digitimes(1, 2) via 9to5Mac ,Wall Street Journal