セキュリティ

アニメ「ラブライブ!」の公式サイトが何者かによって乗っ取られる、原因は「ドメイン移管の承認」か


2019年4月5日、アニメ「ラブライブ!」の公式サイトが何者かに乗っ取られ、乗っ取った本人からのメッセージと思われる文章が表示されていました。記事作成時点ではアクセス不可能となったものの、再度復活。依然として「ラブライブは我々が頂いた!」というメッセージが表示されています。悪意のある仕掛けを施される可能性があるため、「ラブライブ!」公式Twitterアカウントはむやみにアクセスしないよう呼びかけています。


「ラブライブ!」はもともと2010年に雑誌「電撃G's magazine」で始まったメディアミックス企画で、2013年にテレビアニメ版が放送されました。劇中に登場するアイドルグループの「μ's」は第66回紅白歌合戦にも出場するなど、大きな人気を得ました。

公式サイトはこんな感じで、アクセスして60秒で全く関係のないアニメにリダイレクトされます。書かれている文章通りであれば、実行犯がドメイン移管の申請を出したところ、ドメインの管理者である公式側がなぜか承認してしまったため、何の苦労もなくドメインをまるごと乗っ取ることに成功してしまった模様です。


Google検索でもアニメの公式サイトがトップに出るため、検索結果の一番上に実行犯からのメッセージが表示される異常事態となっています。


ソースを見る限りでは、ページはHTMLで記述されているのみで非常にシンプル。BGM指定でMP3形式の音楽ファイルが再生されるようでしたが、実際にアクセスしても流れませんでした。


公式サイトのURLには、記事作成時点では一度つながらなくなったものの再度復活し、依然として乗っ取りページが表示されています。公式側は原因究明を続けると共に、しばらくの間は公式Twitterで情報を伝えていくつもりだと述べました。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
24歳のセキュリティ研究者がMicrosoftと任天堂のサーバーをハッキング、被害総額は4億円以上か - GIGAZINE

Androidデバイスに「PNG画像を見るだけでハッキングされてしまう脆弱性」があると判明 - GIGAZINE

被害総額70億円超という詐欺の温床だった地下ウェブサイト「xDedic」がドメインとサーバーを押収され閉鎖 - GIGAZINE

Googleのストリーミング端末「Chromecast」がハッキングされ人気YouTuberの宣伝を垂れ流す - GIGAZINE

世界的人気YouTuber「PewDiePie」のファンが「宿敵」であるWall Street Journalをハッキング - GIGAZINE

in アニメ,   セキュリティ, Posted by log1i_yk

You can read the machine translated English article here.