アメリカのビジネスコミュニケーションツール「Slack」を日本で展開するSlack Japan株式会社の新オフィスが東京・大手町に開設され、このたびお披露目会が開催されました。

初めて出会う東京の絶景

slackオフィス縁側スペース
Photo: ライフハッカー[日本版]編集部

ビジネスのコラボレーションが生まれる場所(ハブ)として構成されたオフィスは、大きく分けて2つのゾーンから構成されています。

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Photo: Slack

皇居を臨む絶景が楽しめる開かれたカフェスペースを含む執務エリアと、ゲストやパートナーが活用できるコワーキングスペース。

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Photo: Slack

絶景を額縁のように魅せる窓際に、人と人との縁を繋ぐ場所として、縁側を有したのもユニークなポイント。

slackオフィス縁側スペース
Image: Slack

眼下には、皇居の緑を望み、国会議事堂や新宿や六本木のビル群、富士山までが見渡せる他にはない景色が広がります。

「とにかく美しくて、気にいっている」

スチュワート・バターフィールド氏(スラック・テクノロジーズ CEO 兼 共同創業者)

Slackの執務スペースは、固定席!

床面積は、約1400平方メートルあり、執務スペースには、最大80名の作業員が収容できます。

複数の会議室や、セミナールーム、乳幼児の保護所のためのマザーズルームも完備。福利厚生としてのマッサージルームなども整えているのだそう。

今回、見学はできなかったのですが、Slackオフィスの職務スペースは、意外にも固定席でした!

「社員同士は、Slack上ではもちろん、直接顔を合わせてのコミュニケーションも重要視しているため、固定の席を設けている。それ以外の選択肢は考えていなかった」と、バターフィールド氏。

日本様式の伝統美と自然光を生かしたデザイン

飛び石のようなアプローチ
Photo: Slack

オフィスデザインは、谷尻誠さんと吉田愛さんによる建築設計事務所「SUPPOSE DESIGN OFFICE」が手がけたもの。

Where work happens
Photo: ライフハッカー[日本版]編集部

左官職人による漆喰の壁や、鴨居、障子、縁側モチーフなど日本様式の伝統美を取り入れつつ、モダンなデザインとなっています。

オフィスでは嫌われがちな自然光を目一杯取り入れて、視覚的に楽しむ工夫が随所に見られるのも面白いなと感じました。

細い蛍光灯やミニマムなダウンライトを使い、照明の存在感も和らげているようです。

訪れる機会がある方は、ぜひその光の使い方もチェックしてみてください。

大手町アドレスを選んだ理由

slackのステッカー
Photo: ライフハッカー[日本版]編集部

「Slackをひとつの企業内だけでなく、企業間のコミュニケーションハブに。働き方改革を加速する触媒として展開していきたい」

イラン・フランク氏(スラック・テクノロジーズ エンタープライズプロダクト部門責任者)

その思いが、この丸の内という場所、「千代田区大手町1-1-1」というアドレスに日本オフィスを構えた意味であり、強い意思表明なのだと感じました。

海外からのゲストはもちろん、東京にまだ、こんな場所があったのかという驚きと感動を生むであろうSlackの新オフィスが、今後どのようなハブスペースになっていくかにも、注目していきたいです。

slack経営陣3名
写真左から:Slack本社でエンタープライズプロダクト部門責任者を務めるイラン・フランク氏、CEO兼共同創業者のスチュワート・バターフィールド氏、Slack Japanでカントリーマネージャーを務める佐々木聖治氏。
Photo: ライフハッカー[日本版]編集部

Slack Japan株式会社

住所:東京都千代田区大手町1-1-1 大手町パークビルディング 17階

https://slack.com/