わたしが子どものころには売っていなかったけれど、いまでは日本でも手軽に買えるようになったアボカド。
栄養価が高くて、おいしくて、いろいろな料理に使える人気の食材です。
英語では、スペイン語からのavocado(アボカド)のほかにalligator pearという呼び名もあり、日本語では鰐梨(ワニナシ)という名前もあります。
そんなアボカドのいろいろをまとめてみました。
ヘタでも完熟度がチェックできるんだって
熟度がちょうどいいとすごくおいしい一方、若すぎたり熟し過ぎるとお手上げのアボカド。
その完熟度はどうやってチェックしていますか。
普通は皮の色や硬さを見ると思いますが、動画「アボカド驚きの事実9つ」に完熟度をチェックする簡単な方法が紹介されていました。
ポイントはヘタ。ヘタが簡単に取れその下が緑色なら食べごろ。
ヘタが固くて取れないものは若すぎ、ヘタの取れた跡が茶色いものは熟しすぎているそうです。
この方法は知りませんでした。購入後にどれだけ熟しているかを自宅でチェックするときに使える技ですね。
アボカドは果物、しかもベリー類
アメリカ合衆国農務省の分類では野菜になっているアボカドですが、植物学的には果物。
そう言われてみたら、種があって果肉が食べられるから果物というのは理解できるけれど、ベリー類だとは知りませんでした。
Spoon Universityによると、ブラジルではアイスクリームに添えてデザートとして食べられることも。ベリー類だったら、それもありですね。
大きさは味や完熟度とは関係なし
California Avocado Commissionでは、アボカドのサイズは完熟度や味とは関係ないと述べられています。
種は実の大きさに比例して育つので、種と実のサイズの比率はどのアボカドでもだいたい同じなのだそうです。
たしかにわたしの経験でも、丸々とした大きなアボカドには丸くて大きな種が入っている傾向がある気がします。
種が小さめ、つまり実の比率が高めのアボカドを選ぶには、こちらの記事にあるように楕円形のものを狙ってみるといいかもしれません。
カリウムたっぷり、ビタミン吸収も促進する
アボカドの栄養価の高さは知られていますが、「Spoon University」によると、カリウムが高いと言われるバナナよりもカリウム含有量が多いのだそうです。
1オンス(28g)で150mg、ちなみに同じ量のバナナは100mgです。
また、California Avocado Commissionによると、脂溶性のビタミンであるビタミンA、D、K、Eの吸収を高める働きもあるそうです。
自体も栄養満点で、ビタミン吸収も高めてくれるなんて、アボカド優秀すぎ!
アレルギーを起こすこともあるので要注意
良いことだらけのようなアボカドですが、食物アレルギーの原因になることもあります。
特にラテックス(天然ゴム)にアレルギーがある人は要注意。
Healthlineによると、アボカドのタンパク質は天然ゴムのタンパク質と構造が似ているからなのだそうです。
アボカドでアレルギー症状が出たらお医者さまに相談してくださいね。
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Image: Alexander Spatari/GettyImages
Sources: Youtube, California Avocado Commission, Spoon University, Healthline
Reference: Nutrition Data