特集

公文書クライシス

「国民の共有財産」と法でうたわれる公文書。国や自治体での実情を改めて掘り下げるシリーズを掲載します。

特集一覧

公文書クライシス

11府省の大臣の面会や会合などの日程記録「不存在」 短期間で廃棄

NPO法人「情報公開クリアリングハウス」の三木由希子理事長=青島顕撮影
NPO法人「情報公開クリアリングハウス」の三木由希子理事長=青島顕撮影

 NPO法人「情報公開クリアリングハウス」(東京都)が、大臣の面会や会合の出席などを記録した約2年分の日程表を開示するよう全12府省に情報公開請求したところ、11府省が「不存在」と回答した。毎日新聞の取材で12府省が保存期間を裁量で廃棄できる1年未満に設定し、日程表を作成当日や短期間で廃棄していることも判明した。

 NPOの三木由希子理事長は「大臣日程は国民が権力を監視する上で重要な基本情報。短期間での廃棄を可能にしている政府のガイドラインは改正が必要だ」としている。

この記事は有料記事です。

残り707文字(全文942文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月