資生堂が令和イメージの香水を発売。元号の香りって…と思ったら、万葉集イメージなのね

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  • author ヤマダユウス型
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資生堂が令和イメージの香水を発売。元号の香りって…と思ったら、万葉集イメージなのね

温故知新って感じでぷちエモい。

まさか新元号がブームになるなんて誰が予想できたでしょうか、ってなくらい令和で盛り上がってる昨今。資生堂もこの流れに乗って、新元号を記念した「SHISEIDO令和元年記念 香水・白粉」を数量限定で発売します。

いやいや、平成の空気ならまだしも(まだしも?)まだ来てもない元号の香りってあーた…と思ったら、わりと納得の背景がありまして。令和は万葉集5巻「梅花の歌三十二首」が引用元となっているのですが、その序文の一節には以下のような文言があります。

うめはきょうぜんのこをひらき、らんははいごのこうをかおらす
梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす

(梅はおしろいのように白い花を開き、蘭は香のように薫っている)

といった化粧に関連する言葉や、といった香りを想起させる花が出てきていますね。

今回の「SHISEIDO令和元年記念 香水・白粉」は、この万葉集をイメージして作られた商品。令和という単語だけを雰囲気的にピックするのではなく、香りや花といった物理的なものをモチーフにするっていうのは、なんだか素敵&資生堂らしいなーと。当世の香りを感じられそうじゃないですか。

価格は1万2000円。詳細や予約はこちらの特設サイト(5月1日オープン)から。万葉当時のお花見は梅や桃などを眺めるのが一般的だったとかで、詠まれてる歌もほとんど梅なんですってね。

Source: PR TIMES
Reference: 中日新聞