筆者は、相性の悪い相手と美術館デートに出かけて、悲惨な経験をしたことがあります。不幸にもそれは、つき合い始めてから何度目かのデートで、すでに相手への気持ちがかなり盛り上がっていたときでした。
相手のことがとても好きになっていたのです。彼は面白くて頭が良く、一緒にいて飽きない人でした。
美術館でデートをしてみたら…
そんなとき、私たちはグッゲンハイム美術館へ行きました。誰の展覧会だったか覚えていませんが、展示されていたのはガラクタばかりでした。こんな展覧会、30分か、おそらく1時間くらいで見終わるだろうと私は思いました。
けれどもそれは間違いでした。彼は、ペットボトルの山や、いろいろな空き缶、クレジットカード利用伝票を切り刻んだ山、積み上げられたプリングルズの蓋を、1つ1つ延々と眺めなければ気が済まない人だったのです。
目を細めて、口をきゅっと結び、うなずいていました。
私も真似しようとしましたが、しばらくすると、叫び出したくてたまらなくなりました。45分経っても、私たちは全体の4分の1しか見ていませんでした。
初デートで美術館にいけば相性がわかる
もし、最初のデートで美術館に行っていたら、時間を無駄にすることもなかったでしょうし、ましてや心が痛むこともなかったでしょう。痛みも感じずに、お互いさっさと別れていたでしょう。
確かに、私たちが別れたのは正しかったのです。2人の美術鑑賞スタイルは、お互いが根本的に相容れないことを示していたからです。
1人は、楽しさが好きで、気まぐれでせっかちな鑑賞をする人。もう1人は、熱心で奥が深い鑑賞をするかもしれないけど、ごみばかり積み上げた作品をとりつかれたように観る不愉快な人だったのですから。
本当のところ、自分たちの美術鑑賞のリズムを合わせられないなら、それは、お互いの出す合図に応えていない、あるいはその合図を特に楽しんでいないということでしょう。2人の関係に素晴らしい未来が待っているとは思えません。
あなたへのアドバイスです。つき合う相手を今すぐ美術館に連れて行き、自分に合う人かどうか見定めましょう。
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Image: Artisticco/Shutterstock.com
Alice Bradley - Lifehacker US[原文]