iOS 13はダークモードにiPadサブディスプレイ化など、新機能盛り沢山に?

  • 26,676

  • author Victoria Song - Gizmodo US
  • [原文]
  • 塚本直樹
  • X
  • Facebook
  • LINE
  • はてな
  • クリップボードにコピー
  • ×
iOS 13はダークモードにiPadサブディスプレイ化など、新機能盛り沢山に?
Image: Wachiwit / Shutterstock.com

サブディスプレイ機能が楽しみ!

いよいよ来月の6月3日に開催が迫った、Apple(アップル)の開発者向け会議「WWDC 2019」。このイベントでの発表内容を、Bloombergがガッツリと予測しています。「watchOS 6」については別記事がありますので、こちらではiOS 13とmacOS 10.15の事前情報に焦点を当ててみましょう。

ヘルスケア機能では耳と女性の健康をサポート

Bloombergによれば、ヘルスアプリはホームのデザインが刷新され、毎日のアクティビティがわかりやすくなります。さらに「聴力の管理(hearing health)」として、音楽をヘッドホンでどれだけ大きな音量で再生したか、あるいは周囲の音量がどれだけ大きかったのかを測定できるのです。

またFitbitやガーミンのヘルスケア・トラッカーのように、月経管理機能も追加されます。このようなヘルスケア機能の強化は、将来的にこれらの機能が「AirPods」や「Apple Watch」に搭載されることを予測させますね。

もちろん睡眠管理機能も

時計アプリもアップデートされ、寝起きした時間の把握だけでなく、より詳細な睡眠データが取得できるそう。さらに、この機能はApple Watchとも連係します。以前にも、Apple Watchへの睡眠トラッキング機能の追加の報道がありましたね。

このような機能の追加は、Apple Watchのバッテリー駆動時間がより延長されることを予測させます。だって、夜のうちにバッテリーが切れるようなスペックでは、睡眠トラッキングはできませんから。まだ詳細はわかりませんが、寝ている間につけっぱなしでもバッテリーがたいして減らないスペックを実現してほしいものです。

ペアレンタルコントロール機能の強化

iOS 12では「スクリーンタイム」が導入されましたが、iOS 13では新たなペアレンタルコントロール機能が登場するようです。具体的には、親が子供に誰と、いつ連絡するのかを制限できるんだとか。これにより、特定時間後に家族としか通話できなくなる、といった設定も可能になります。

実はAppleは最近、Apple Storeから11個のスクリーンタイムとペアレンタルコントロールアプリを削除しています。これも、iOS 13での機能強化の前兆…だったのかもしれませんね。

友達も、スマートフォンも一気に検索

iOS 13では、「友だちを探す」「iPhoneを探す」の2つの機能が「GreenTorch(仮称)」というアプリのもとに統合されます。さらに9to5Macの報道を参考にすれば、将来的にはiPhoneからApple製品以外も検索できるようになるかもしれません。以前にも、タイル形状の紛失防止タグが開発されている、なんてになっていましたね。

iPhoneの売り上げが頭打ちになっている現在、このようなアクセサリ製品はAppleのサービス分野の売り上げをさらに伸ばすきっかけになるかもしれません。ただし、同様の製品を販売しているサードパーティー会社は困ったことになりそうですが…。

いよいよiPadがセカンドモニターに!?

マルチモニタの快適さは一度使えばもう後には戻れませんが、MacでもiPadをセカンドモニタとして使えるようになるそうです! さらに「Apple Pencil」との互換性も確保され、絵を書いたりビューエリアを拡張したり、通知を受け取ることができるようになるとのこと。またiPadの機能も改善され、マルチタスキング機能の強化やホームスクリーンの改善、そしてバージョン違いの同一アプリの取り扱いが可能になるとしています。

以前にもiPadではマウスが使えるようになるというがありましたが、今後もiPadのプロダクティビティが向上することは間違いなさそうです。

これらの機能が、WWDC 2019ですべて披露されるかどうかの確証はまだありません。もしかするといくつかは、今年後半か2020年、あるいは「iOS 14(Azul:コードネーム)」に先送りになるかもしれません。個人的には、iPadのサブディスプレイ化機能だけでもぜひ実現してほしいものです!

Source: Bloomberg