冷たい水の中に飛び込むのは、人が一番やりたくないことです。

ただ、まったくもって不快なことですが、元気にもなります。呼吸や循環器、普段は意識していないその他の体の部分に、異常に敏感になるというおまけもあります。

そして、ちょっとした拷問のような時間を過ぎると、本当に信じられないほど気分がよくなるのです。

コペンハーゲンで海とサウナを行ったり来たり

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Image: Vladimir Nenezic/Shutterstock.com

コペンハーゲンでの最終日、私は一緒に旅している友だちに見捨てられて、動作が危うい自分のデバイスも置いてきていました。「冬の水浴び」のことは聞いたことがありました。熱いサウナと凍った海水を交互に行ったり来たりするのです。その時は、厳密に言うと冬ではなく、春真っ盛りでもなく、思い切って水浴びをしたくなったのです。

海とサウナ両方に行き来ができる場所というのは、旅行者にとっては少し探すのが難しいことがあります(ほとんどのスパが会員制なので)。

しかし、イケメン撮影クルーの一人が「La Bachina」という、農家直送の小さな自然派ワインを提供する施設が、たまたま海のすぐそばにあって、小さな可愛らしいスパも所有しているとすすめてくれました。

その日はそこまで寒くなかったのですが、暖かいわけでもありませんでした。外を眺めながら、顔が赤くなるまでサウナの中に座り、そわそわしながら待っていました。

誰も海に飛び込んでいないので、私は上品な女性のグループに冬の水浴びは本当にやられているものなのかを聞きました。女性は堂々と「もちろん、とても北欧らしいものですよ」と答えました。

飛び込みのやり方を習ったことがなかったので、とにかく飛び込みました。水は冷たかったです。あまりにも冷たくて、脳のあらゆる部分を落ち着かせることに集中しなければなりませんでした。

そして、水泳のレッスンのことを思い出し、口に水が入りながらも、1mほど離れたはしごのところまで犬かきで泳ぎました。

海から上がった時に感じたこと

水からあがった時、痛みで意識が異常にはっきりとしていましたが、妙にリラックスもしていて、人生で何事かを成し遂げた後はこんな気持ちなのではないかと思うような感じでした。

二日酔いによる軽い頭痛も消え、とても健康になった気がしました(正直、私はこういう気分になったことがあまりありません)。

これを2回繰り返した後、サウナの中で見つけた「Scotsman」(スコットランドの新聞)を読みながらお酒を飲んで、この新鮮な健康的な気分を台無しにしました。

サウナを習慣にする方法

ともかく、あなたの通っているスポーツジムにサウナがある場合は、サウナと水風呂(シャワー)を往復することで、同じような効果が得られます。

また、とても効果的に前向きに目を覚ますために、この熱いと冷たいを繰り返すのを朝の日課に組み込むのもいいでしょう。

私は、浴室を湯気でいっぱいにして温かくするのに、最初に熱いシャワーを出しっぱなしにして、それを浴びます。

それからシャワーを止めて、しばらく湯気の中で立っていて、それから冷たいシャワーを浴びます。少し暴力的な感じもしますが、自分の髪が濡れるくらいの時間だけにして、それからは普通の温度のシャワーに戻します。

実際、今朝もこれをやりました。

シャワーでずぶ濡れになって目が醒めて、朝10時45分までコーヒーを淹れるのも忘れていました。マティーニの飲み過ぎたせいで二日酔いの頭が、完全にスッキリするとは言いませんが、二日酔いの朝には滅多に食べられない朝ご飯は食べられるようになります。

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Image: Dimitri Bång/Unsplash

Source: La Bachina

Claire Lower - Lifehacker US[原文