アップル史上2番目のiOSゲームは新聞配達から成り上がる「お金持ちゲー」

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  • author Andrew Liszewski - Gizmodo US
  • [原文]
  • 岡本玄介
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アップル史上2番目のiOSゲームは新聞配達から成り上がる「お金持ちゲー」
Image: App Store

どっかで見たようなゲームですが。

最近のこと、投資ファンドの株式会社バークシャー・ハサウェイで筆頭株主を務めるウォーレン・バフェットCEOが、第1四半期より手持ちの現金が減ったApple(アップル)に対し、多額の投資を行ないました。Appleはその感謝の印として、2008年にリリースした唯一のゲーム『Texas Hold'em』に続く、Apple史上2番目となるゲームをリリースしました。

それが『Warren Buffett's Paper Wizard』。これは1984年にアタリが作った、『ペーパーボーイ』にすっごく似ている新聞配達ゲームで、バフェット氏が大成する以前の若い苦難の時代をオマージュしたものになっているようです。

年次総会で発表

すでに現在、 iTunes App Storeにて無料ダウンロードが出来るようになっており、先週ネブラスカ州オマハで行われたバークシャー・ハサウェイの年次総会にて、Appleが流した面白映像の中で一部が紹介されたのだそうです。どうやらゲームの内容は年次総会で毎年催されたペーパートス大会から着想を得ているようです。

CNNによりますと、その映像にはバフェット氏とティム・クックがどんな新しいアプリを作ろうかと試行錯誤をしている姿が映っていたとのこと。そして出来上がったものが、懐かしの『ペーパーボーイ』『アングリーバード』を足して2で割って、両方の良さを相殺したようなゲームが完成したのでした。

『Warren Buffett's Paper Wizard』はAppleが作った2作目のiOSゲームで、著作権は彼らが持っています、ですが開発したのはWildlife Designsという、これまでApp Storeにリリースしたものが何もない会社とのこと。

Video: Puzzlegamesolver/YouTube

もしやサブスク・サービスへの布石か?

これまでAppleは、伝統的にこれまでずっとゲーム開発を避けてきましたが、本作が発表されたのは微妙なタイミングです。Appleは、100以上の独占的なゲームが遊べるサブスクリプション・サービスに取り組んでいる最中ですし、4月にはFinancial TimesによりAppleがそれに5億ドルを投資したことを報じました。

とりあえずは、『Warren Buffett's Paper Wizard』がそのサービスを示唆するものでもなく、さらにはApple Arcadeが現在使い物にならないと噂の「Apple News+」のようにならないよう願いたいものです。

Source: CNBC (1, 2), MacRumors, iTunes App StoreCNN, YouTube, 9TO5Mac