サウンドも操作性も価格も、全部が嬉しいの。
昨年、初のハードシンセをリリースしたIK Multimedia。その評判は上々のようで、二の矢にも期待が高まっていた今日このごろ。2019年5月9日より始まる電子楽器の祭典SUPERBOOTH 19の開幕を前に、新たなシンセ「UNO Drum」を発表しました。昨年のUNO Synthに続く、UNOシリーズ第2弾です。
んぁ〜〜ドシッていうスネア〜〜。キックもドゥンッだしクラップもッパァンだし、これは触りだすと止まらないサウンドのやつだ。いやスネアが良いなぁ、スネア良いよ。
前回の「UNO Synth」はアナログ回路がウリでしたが、こたびの「UNO Drum」はアナログとPCM音源のハイブリッドドラムマシン。2種類のキック、スネア、クラップ、オープン&クローズハイハットの6つがアナログ音源として搭載され、これに54種類のPCM音源を組み合わせることができます。
下部に見える16ステップのシーケンサーはドラムマシン感あるものの、静電容量方式のタッチパッドはいかにもUNO的。12個のパッドは通常のドラムマシンのように叩いて入力するほか、2つのベロシティゾーンを備えており、パターンに抑揚を付けることも。ライブ的な演奏がはかどりますね。
第1弾のSynthと今回のDrumでシンク演奏するとこんな感じ。1:37頃に「STUTTER」エフェクトを使ってますが、この手軽なエフェクト操作は良さげだなぁ。このほかにも「ROLL」「HUMANIZE」「SWING」「RANDOM」の、合計5種のエフェクトが搭載されています。左上のマトリクス・エディタでCOMPやDriveとあわせて流量を調整できる模様。COMPあるのいいね。
そして気になるお値段は、市場想定価格で3万2000円前後(税別)。ハイ安い。「UNO Synth」とあわせても5万ちょいって、軽率にシンセデビューできちゃうレベルですよこれは。国内での発売日は2019年6月末予定。
Source: IK Multimedia, Synthtopia, Rock oN Company, YouTube(1, 2)