人間誰しも、嫌な気分の時や、一人になりたい時など、長く疲れた一日の終わりに、ホッと一息つけるようなちょっとしたところが必要です。

熱いお風呂でリラックスする人もいれば、お気に入りの静かな場所で本を読むという人もいるでしょう。

子どもの場合は、過度な刺激や、兄弟同士の競争や権力争いに囲まれた中で、ただ落ち着いて静かにしていられる場所はオアシスになります。

子どもに隠れ家を用意するメリット

もちろん、子どもには寝室や遊び部屋、自分だけの場所などたくさんの場所がすでにあります。

家の中はすでに、子どもと子どもの物でいっぱいです。

しかし、寝室や遊び部屋、居間でもいいので、部屋の片隅を、おもちゃをあまり置かず、エネルギーが充填できたり、リラックスできるような、小さな落ち着ける隠れ家にしてみてください。

学校で嫌なことがあったら、宿題を始める前に隠れ家で15分だけのんびりする。

雨で5日間連続で外で遊べない時は、しばらくそこで本を読むのもいい。

この世は不公平だらけでムカつく!

そんな時も、どうぞ隠れ家でしっぽりしてください。

当然ながら、家の一画を落ち着ける場所にするのであれば、確実に落ち着けるようにするために、心に留めておいた方がいいことがあります。

子どもが落ち着く隠れ家を作るポイント

1. 中間色にする

子どものための隠れ家であれば、明るく元気になるような色を使いたくなるでしょう。

親は「楽しくなるような場所にしたい!」と思うものです。しかし、派手な色は刺激が強すぎることもあり、刺激が強すぎると心を落ち着けるための隠れ家になりません。

家具やインテリアは中間色や自然系の素材を選んでください(木を多めにして、プラスチックを少なめに)。

2. やわらかい素材のものを置く

ふわふわのラグや、大きめのクッション、ビーズ入りのすっぽり埋まるようなソファに、お気に入りのぬいぐるみなど、やわらかい素材で体がやさしく包まれるような、心地よいものを置くと、さらに快適でくつろぎたくなる隠れ家になります。

3. 本やおもちゃは厳選する

この隠れ家を、主に本を読む場所として子どもが使うのであれば、本棚を置いて、たくさんの本をいっぱいにしたくなると思います。

しかし、それよりも厳選した何冊かの本を、いくつかのやわらかいカゴに入れて、シンプルで物を最小限にするようにしましょう。

大量の本は、別の部屋やクローゼットの中に保管して、時々本を入れ替えるのがいいです。

隠れ家に本棚を置く場合は、何冊か本を抜き出して、家族の写真や思い出の品、パズルやブロックのような落ち着いて遊べる物を代わりに入れましょう。

小さな観葉植物をいくつか置くのも、温かみがプラスされます。

4. 自然光を入れる

さらに具体的に言うなら、自然光が入るようにした方がいいです。

隠れ家をどこにするか考える上で一番大事なことのひとつは、自然光が十分に入る窓のそばにあるかどうかということかもしれません。

明るく、風通しのいい場所、心地よい雰囲気をつくりたいのであれば、太陽光がもっともお金がかからず、手軽で、効果的です。

あわせて読みたい

子どもの集中力とパフォーマンスを高める「良いストレス」の作り方

子どもの集中力とパフォーマンスを高める「良いストレス」の作り方

9歳が境目!子どもに読書の習慣を根付かせる6つの方法

9歳が境目!子どもに読書の習慣を根付かせる6つの方法

Photo: Daria Shevtsova (Pexels)

Meghan Moravcik Walbert - Lifehacker US[原文