閑話休題 羽衣文具廃業 あのチョークが無くなる | moeccyaのブログ

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元々はカラメネットに記載していたのですが、閉鎖されてしまったので移行しました。
カラメネットではこんな感じでした。
https://megalodon.jp/2012-0309-1019-12/moe.b.to/twitter01/307
なお初期の記事は時間的関係でほとんど転載してません。

小中学校や高校で使ったあのチョーク。
羽衣文具さんが廃業になります。
昨年あたりからニュースは流れていましたが、
イザその時が来ると、懐かしさのあまり
思わず使わないのに購入したり(笑)
下記記事は少しの間になると思いますが、更新して載せてみます。
時系列の順序が合わないかもしれません。




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 削除されてます。 内容はこちらの中の羽衣文具の部分です。


「チョークを作り続けて82年、このたび廃業することになりました」
渡部 隆康氏[羽衣文具社長]

2015年3月27日(金)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20150326/279189/
日経ビジネス編集部

チョーク製造大手の羽衣文具は2015年春に自主廃業する。教壇に立つ教師からは、品質の良さで絶大な信頼を得てきた。だが、ホワイトボードや電子黒板の台頭など、時代の変化の波に逆らえなかった。



 羽衣文具はチョークを作り続けて82年になりますが、このたび自主廃業することになりました。10月に廃業の発表をしたところ、大きな反響を頂きました。ツイッターでも話題になっていて、びっくりしています。

 品切れ前に買いだめしたいというお客様も多く、ファクスや電話が鳴りやまず、注文に追いつけません。そのため、一部の商品については受注を停止し ています。当初は2015年2月末で生産をやめて廃業する予定でしたが、社員とも話し合って、計画よりも延長し、3月まで生産を続けることにしました。そ れから後片付けをしようと思っています。

 ありがたいことに、私どものチョークを愛用していただいている先生がたくさんおられます。全国の小中学校や高校のほか、河合塾や代々木ゼミナール など大手予備校の先生方にも使っていただいています。「今でしょ」の決めぜりふで有名になられた林修先生も愛用していただいていると伺っています。

 私どもが作るチョークは、書きやすくて折れにくい点を先生方に評価していただいています。手で折ろうとしても、なかなかポキッとは折れません。黒板にチョークで書く文字には味があると言いますか、良さがあります。「止め」や「はらい」などを奇麗に表現できます。

市場がピーク時の半分に

 こうした人気商品がありながら自主廃業に至った理由はいくつかあります。

 まず、私自身の体調です。数年前から体調が悪く、入院もしました。子供は娘ばかりな上に、社内にも後継者はいませんでした。ここ数年は営業赤字が続く衰退産業でしたから、子供たちに後を継いでほしいと言える状況でもなかったのが実情です。

 2つ目は単価の下落です。公立の学校へ納入するには市区町村の入札に参加しなければなりません。この入札額がものすごく下がっています。落札額を見ると、私どもの製造原価と同額です。同業他社はどうやって作っているのか、首をかしげたくなります。

 以前なら地元企業を優先した入札制度がありましたが、今や価格重視です。品質は二の次。最近、電子入札が普及してからこの流れは強くなりましたね。品質では負けないモノ作りをしているので、とても残念でなりません。

 3つ目は需要の減少です。我々のピークは1990年で、当時年間9000万本のチョークを作っていました。それが今では4500万本と半減しています。需要が減った原因の一つは、世間でも言われているように、黒板からホワイトボードなどへと替わったことです。

 さらにタブレットを配るなど、教え方にバリエーションが広がったことも挙げられます。

 私自身の考えとしては黒板とチョークの組み合わせの方が、ホワイトボードとマーカーよりも良いと思っています。チョークはカキの貝殻などに含まれる炭酸カルシウムが主原料ですから、環境にも優しいのではないでしょうか。

誤った使い方でイメージ悪く

 チョークに対する悪いイメージがあることは分かっています。チョークが敬遠される理由の一つに、「手が汚れてしまうこと」が挙げられます。これは誤った使い方によるものです。

 それから、粉が舞ってしまうのもチョークのせいではなく、黒板消しによるものです。私自身が技術開発に忙しく、正しい使い方を伝える広報活動に力を入れることができませんでした。



 こうした理由で2014年の夏ごろに自主廃業を決めました。今なら債務もなくて、社員や家族に迷惑をかけることなくやめられると決断しました。3代続いたので決めた時は寂しかったです。

 自主廃業を決めてから、お客様にご迷惑をかけない形にするにはどうすればいいかを考えてきました。

 まず考えたのは、会社ごと売却することです。羽衣ブランドを残した方がチョークが売れると考えたのですが、うまく話がまとまりませんでした。

 実を言いますと、チョークの製造機械なんてどこも作っていませんので自作です。製造装置は私と既に退職した専務の2人で試行錯誤を重ねて開発したものです。原材料を混ぜる工程には小麦粉などを混ぜ合わせるための機械を流用しました。

 チョークの形に成型する機械は瓦の製造機を基に作ったものです。20年以上かけて改良を重ねた機械ですから、私にとっては自分の子供のような存在です。3台ある機械だけでも引き取ってもらえないかと動きました。

 1台は近くの同業者が手を挙げてくれました。主力が黒板のメーカーですが、最近チョークにも力を入れ始めています。「本人が希望すれば」の話ですが、社員の受け入れもしていただけることになりました。

 残り2台は韓国へ渡ります。韓国とはもともと、取引がありました。私どもの評判を聞きつけて塾の先生が輸入業を始めたのです。我々が廃業すると困るでしょうから、機械を譲渡することにしました。

 ただし、チョークは機械だけを得られても簡単に作れるものではありません。7つの原材料をどう混ぜ合わせればよいのかを記したレシピがあります。書き味が良くて、折れにくくするための絶妙な配合があるのです。このレシピは愛知県春日井市の工場の環境で最適化したものですので、海外へ持っていくと微調整が必要になります。来年以降に私自身が韓国へ出張してノウハウを教えたいと思っています。800坪ほどある本社工場の売却交渉も進んでいます。もう会社は片付き始めています。

 2015年の初めはまだ忙しいでしょうが、やっぱり寂しいです。まあ50年近くやってきて、教育に少しでも貢献できたのならうれしいですね。



廃業のご案内

謹啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のお引き立てにあずかり、厚くお礼申し上げます。
 さて、この度の弊社廃業によりユーザー様ならびにお取引様には大変ご迷惑をおかけいたしました。深くお詫び申し上げます。昨年10月に廃業のご案内をいたしましたところ、皆様から大きな反響があり、多数のネット書き込み、メールやお手紙で廃業を惜しむ声や慰労の声をいただきました。大変ありがとうございました。受注が殺到し、やむなく受注停止をいたしました。生産終了を1ヶ月遅らせ3月20日に生産を終了いたしました。平成27年3月末日をもちまして販売を終了いたすこととなりました。
 当初製品「フルタッチ」は株式会社馬印様へ技術移転いたし別名で販売されますので弊社同様ご愛顧いただきますようお願い申し上げます。
 なお、会社はしばらく存続いたします。4月30日以後のご連絡先は下記のとおりです。
 大変ご迷惑をおかけしたことをお詫びいたしますとともに、80年あまりの長きにわたりご愛顧賜りましたことを厚く御礼申し上げます。
 末筆となりましたが、皆様方のご健勝とご発展を心よりお祈りいたします。

                               謹 白
  平成27年3月31日

                        羽衣文具株式会社
                         代表取締役   渡 部 隆 康

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1.連絡先

  〒460-0024        
  名古屋市中区正木4丁目6番10号羽衣ビル201号        
  電話:052-682-1110 FAX:052-682-0287

2.テレビ放送のご案内

  4月30日 NHK総合放送        
  22時55分より25分間 所ジョージさんの        
  新番組「所さん 大変ですよ」





廃業のご案内

日頃は弊社製品をご愛顧頂き、厚くお礼申し上げます。
さて、弊社では平成27年3月末日をもちまして廃業いたすこととなりました。昭和7年先々代の渡部四郎が日本チョーク製造所設立し白墨の製造を始めました。その後戦災で工場が全焼しました。昭和22年に先代の渡部隆三が現在の羽衣文具(株)を設立しました。創業以来80年あまり「手につかない被膜つきチョーク」のポリチョーク、フルタッチチョーク、レインチョーク、蛍光チョークなどチョークを専門に製造して参りましたが、少子化と教育環境の変化による需要の減少、後継者不在に加え私の体調不良により、やむなく廃業を決心いたしました。皆様方には大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
皆様の長年にわたるご愛顧に心から感謝申し上げます。
まずは、廃業のご挨拶を申し上げます。

  平成26年10月

                        羽衣文具株式会社
                         代表取締役   渡 部 隆 康

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廃業のスケジュール等のご案内

 1.生産終了  平成27年2月20日

 2.販売終了  平成27年3月20日

 3.年間契約などによる年度末のご注文について
   出来るだけ対応いたしたいと思いますが、年度末は、製品によっては欠品する可能性があります。
   早めにご注文いただきますようお願いいたします。
   出荷出来ない場合は、ご容赦いただきますようお願いいたします。

 4.炭酸カルシウムチョーク「フルタッチ」について
   羽衣文具と(株)馬印の技術の融合により、新たな炭酸カルシウムチョークを
   (株)馬印の工場で生産し、(株)馬印より発売する予定です。
   来年度はこのチョークに切り替えて頂ければ幸いです。

出荷遅延のお詫びと受注停止のご案内

この度は出荷遅延により皆様には大変ご迷惑をおかけしております。

ただいま、チョークの受注が殺到しており、現在フル生産しておりますが、出荷に対する見通しが立たない状況となっております。
ご注文は順番に出荷しておりますので、今しばらくお待ちいただきますようお願いいたします。

出来れば生産終了予定を1ヶ月ほど遅らすことも検討いたしておりますが、これ以上のご注文をお受けしても3月末までに出荷できない見通しとなってきました。

したがいまして、本日より下記の製品の受注を停止いたします。

 受注停止品
       フルタッチチョーク   72本入り 各色
       フルタッチ蛍光チョーク 72本入り 各色
       ニューポリチョーク  100本入り 各色
       ニューポリ蛍光チョーク100本入り 各色
       ラーフル      R100,R200,R500,R600

上記以外のものは受注可能です。大変ご迷惑をおかけいたしますが、事情ご賢察の上、ご了承賜りますようお願い申し上げます。

 なお、弊社の技術移転により、来年4月ごろ「フルタッチチョーク」の代替え品を(株)馬印より発売する予定をしております。ご注文は、こちらのチョークに切り替えていただきますようお願いいたします。


  平成26年12月10日
                        羽衣文具株式会社


羽衣文具㈱廃業に伴う弊社の対応について
2014年12月5日
http://www.uma-jirushi.co.jp/info/2147
株式会社 馬印

拝啓 平素は格別のお引き立てを賜りまして、誠に有難う御座います。扨て、既にご高承の通り、羽衣文具㈱が来春3月をもちまして廃業されることとなり、業界・お得意先様へ案内をされて居ります。その書面の中で、弊社のことも触れられて居りますので、改めて、弊社の新チョーク開発への取組み状況をご報告申し上げます。
敬具


≪新チョーク開発の状況について≫
1.
弊社のチョーク商品は ①焼石膏製(スクールチョーク、雨ん棒、極太チョーク)と ②炭酸カルシウム製(DCチョーク) が有りますが、②の炭酸カルシウム製チョークで新しい商品の開発に取り組んでいます。
2.
新商品の開発については、 弊社のチョーク製造法と、羽衣文具㈱の「フルタッチ」の 原材料の調合、 及び機械設備の違いの課題を克服しながら、 高品質書き消しに優れた   新しい馬印仕様のチョークの開発を目指して居ります。
3.
発売は、平成27年4月を目処に取り組んでいます。 尚、商品名、品番、価格等の詳細 につきましては、生産体制を整えた上で、改めてご案内させて頂く所存です。 何卒、ご理解とご協力の程お願い申し上げます。

紙面のデータを用意致しました。 印刷してお使いくださいませ。 新チョーク開発状況ご報告


羽衣文具廃業に伴う生産引継ぎについて
2015.03.31
http://www.tenjin-chalk.co.jp/osirase.html
日本白墨工業株式会社

羽衣文具廃業に伴い、羽衣フルタッチチョークの生産を引き継ぎ生産、出荷を開始いたしました。
 現在、配合変更が完了した商品は下記のとおりです。

 ◎ 配合変更該当商品  天神印スクール72チョーク、天神印セラミックチョーク
 
 ◎ 配合変更済み商品
     ・天神印スクール72チョーク72本入り 白 72C-1
     ・天神印スクール72チョーク72本入り 黄 72C-4

     ・天神印セラミックチョーク80本入り 白 CCH-1
     ・天神印セラミックチョーク80本入り 黄 CCH-4

 なお、商品名、品番、パッケージにつきましては変更はございません。
 他の色につきましては配合が切り替わり次第、お知らせ申し上げます。


「羽衣さんの技術は世に残る」 林修さんメッセージ全文
2015年3月31日13時59分
http://www.asahi.com/articles/ASH3M41QJH3MOBJB005.html
朝日新聞

羽衣さんへ

 我々、講師業を営む者にとって、チョークは最も重要なアイテムと言っても過言ではありません。確かに最近では、ホワイトボードが増えてきましたが、やりやすさという点では黒板の足元にも及びません。しかし、それも書きやすいチョークがあってこそ初めて可能になることです。

 特に僕は、筆圧が高く、しかも書き終わった時に、「カン!」とピリオドを打つ癖があるので、チョークがボロボロ折れると、授業のリズムそのものが悪くなってしまいます。軽くて柔らかいチョークではダメなのです。

 だから、御社のフルタッチに出会ったときには、「これだ!」と快哉(かいさい)を叫び、校舎にお願いして常備してもらうようにしたのです。あのチョークか、そうでないかは、大げさでなく授業のリズムそのものに大きな影響を与えるのです。

 もろもろの事情で、御社が生産を中止にされると聞いて驚き、チョークを買いおこうと思いました。しかし、伺うところによると、他社に引き継がれるとのこと。それを聞いて、大きく安堵(あんど)しました。と同時に、今まで安心して授業を進められる、素晴らしい商品を世に送り出してくださった御社に、心の底から感謝をお伝えしたいと思います。ありがとうございました。

 今回営業を停止されることは、本当に残念です。しかし、御社の技術は世に残るのですから、それは御社が形を変えて存在することなのではないでしょうか。先日行われた東大入試における現代文の問題で、人がいなくなっても、その「足跡」は「働き」を失わないという内容の文章が出題されました。「我々がソクラテスの問答に直面するとき、ソクラテスの力強い働きをまざまざと感じるのではないか」―まさにこのソクラテスは御社のことであり、その「力強い働き」を世に受け継がれていくのだと思います。

 長い間、本当にありがとうございました。


チョークアート
2014年11月17日
立川市立南砂小学校での出来事。
武蔵野美術大学の学生が学校の休日にチョークで絵を描いたもの。(一部)





朝、登校したらこんな絵が描いてあったらビックリしますね。



「チョークのロールスロイス」…講師ら支えた名門業者が廃業 韓国企業が継承へ
2015.6.29 21:32
http://www.sankei.com/west/news/150629/wst1506290074-n1.html
産經新聞

 滑らかな書き心地と、折れにくさで国内外から支持されたチョークを製造してきた羽衣文具(愛知県春日井市)が3月に廃業し、愛用していた予備校講師らの間で嘆きが広がっている。他社商品で代用が利かないチョーク界の“ロールスロイス”とすら称されたメード・イン・ジャパンの技術。米国の数学者らのグループが1トン分を駆け込み購入するほどの人気だった。商標と製造機械が今月、韓国企業に引き渡され、なお一層惜しむ声が出ている。

 ■秘密のレシピ

 15日午前、ソウルに本社を置く企業の社員ら数人が訪れ、羽衣文具の工場からすべての製造機械を搬出した。作業を見守った渡部隆康社長(71)は「よそに譲るつもりでここまで頑張ってきたんじゃなかったんだけどね」と寂しげにつぶやいた。

 羽衣ブランドを支えた製造機械や材料の配合を決める“レシピ”は渡部社長が独自に考案し、取材でも機材の撮影を禁止するなど製法は企業秘密だった。だが、廃業を機にノウハウとすべての機械を「HAGOROMO」の商標とともに韓国企業に譲渡することを決めた。品質を守るため羽衣文具の社員が転籍し、技術指導も行う。

 今年度内を目標に韓国から発売予定だが、韓国で入手困難な材料もあり、「全く同じチョークを再現するのは難しいかもしれない」と渡部社長。チョーク製造責任者となる韓国人男性(43)は「品質をオリジナルに近づける努力を重ね、ブランドを守っていく」と力説した。

 ■業界のパイオニア

 教育現場でのチョークの需要は、少子化に加え電子黒板などのIT化に伴い減少。羽衣文具も最盛期の平成2年頃に約9千万本だった年間生産量は昨年、約4千万本にまで落ち込んだ。それでも業界2位のシェアで、塾講師を中心に絶大な人気を築いたのは、滑らかな書き心地や折れにくい強度、黒板消しでの消しやすさなどで、国内外の他社の追随を許さない高い品質を評価されたからだ。

 改良を重ね続けた渡部社長の妥協を許さない職人気質もあった。チョークの粉が舞いにくいよう表面に施す皮膜加工は同社が先駆けで、色覚障害者のために開発した蛍光色のチョークも発案。「これがないと板書が成立しない」と重宝していた教員もいたほどだ。


 ■「実力以上の授業できた」

 だが、渡部社長は腰椎を痛め、今はもっぱら車いすで移動。後継者不在もあり、昨年10月にホームページで廃業を公表したところ、国内外の愛用者から存続を求める声や大量の注文が寄せられた。

 大学や学術機関でも、数学や物理学は数式を板書することが多く、米国の大学教授ら数学者らのグループから約7万2千本に相当する約1トン分のチョークの注文も舞い込んだ。

 近年の大学の講義ではホワイトボードが増えたが、東大の若手数学者は「次々と浮かんでくる数式を勢いよく板書しているとき、マジックだと突然インクが切れて思考を中断させられることがある」と折れにくいチョークへのこだわりを解説する。

 駿台予備学校(本部・東京都千代田区)で長年英語講師を務める大島保彦さん(60)も「羽衣のチョークは持っていることを意識しなくなるほど書くのが気持ちいい。講師に実力以上の授業をさせてくれるチョークだった」と廃業を嘆く。チョークをストックする同僚もいるという。

 羽衣文具には廃業後も「どこで購入できるのか」「自分が後継者になる」といった問い合わせが続いている。渡部社長は「ここまで惜しんでもらえるのは本当にありがたい。羽衣のチョークが今まで以上に世界で必要としてくれる人に広がってくれると信じている」と話した。(木ノ下めぐみ)


【社会】「チョークのロールスロイス」…講師ら支えた名門業者、羽衣のチョークが廃業 [転載禁止](c)2ch.net
投稿日:2015/06/29(月) 23:41:13.90
http://daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1435588873/
2ch.net newsplus


【経済】黒字企業が消えていく ~自主廃業3万社の衝撃~ 世界に誇る技術を持つ優良企業がなぜ ©2ch.net
投稿日:2016/02/19(金) 09:08:22.05
http://daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1455840502/
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