これでベイウォッチの仕事が楽になる?
海に出る船や、砂浜のライフガードなら必ず持っているであろう救命浮標。これは溺れた人が捕まって、救助されるときに大事な役目を果たす浮き輪みたいなものです。
しかしながら、その欠点は船の乗組員やライフガードが、溺れている人の近くまで行かないと、これを投げて渡せないんですよね。そこで香港のOCEAN α社が開発したのが、ラジコン制御により単体で進んでいくリモコン救命浮標「Dolphin 1 Smart Lifebuoy」です。
これなら溺れている人の近くにいくまでの時間が圧倒的に短縮でき、危機な状況におちいる前に助けることができます。公式サイトいわく、このDolphin 1はふたりを同時に運べる浮力を持ち、その最高速度は10kn/s(約5m/s)、ラジコンが作動する範囲は500mなんだとか。
安全設計なのでトラブルが起きることは少なそう
ウィンカーっぽいライトは前照灯なので夜間でも使用でき、プロペラは金属パーツの中にあるので巻き込んで怪我をすることもありません。
筒の内部には充電池が左右ひとつずつ内蔵されていますが、動作は独立しているので片方の電池に問題が起こっても、もう片方の力で進んでくれるとのこと。とはいえ、たとえ進まなくとも浮いていてくれればどうにかなりますよね。
先っちょにはアクションカメラも装着できるので、救助用だけでなくレジャー用に、電動ビート板として出しても良いかもしれませんね。