口は災いの元を地で行く男、イーロン・マスク氏。
昨年、タイでサッカー少年チームが洞窟内に閉じ込められた事件があり、日本でも大きく報道されました。イーロンはミニ潜水艦を超特急で作り、救出に向かってましたね。結果的に潜水艦は救助に使用されなかったものの、話はここで終わらず。
イーロンのミニ潜水艦を、売名行為と批判したダイバーVernon Unsworth氏に対して、イーロンは彼をロリコン野郎呼ばわりして応酬。これに怒ったダイバーは、昨年9月に名誉毀損でマスクを提訴。12月にイーロン側の弁護士が訴訟取り下げに動いたものの、先日、正式に連邦地方裁判所がこれを却下。この秋、裁判がスタートします…。
イーロン側の弁護士は、「怒りにまかせた発言」であり「事実にもとづく悪口ではない」という理由から取り下げを求めていました。しかし、裁判所側は、Twitterでのやりとり、またマスクがBuzzFeed Newsに送ったメールの内容から、十分に名誉毀損たる悪口であるとしてこれを却下。
ちなみに、BuzzFeed Newsに宛てたメールでは「タイに住んでる人に聞いてみればいい。現実を知れ、小児わいせつ犯を擁護するな。クソが」「あいつは、パタヤビーチを中心に30年も40年もタイに住んでいるようなイギリス出身の歳とった独身の白人男。チェンライに来たのも当時12歳くらいの子どもを花嫁を迎えるため、そんな野郎だ」とズタッボロに、大っぴらに罵詈雑言で攻撃していましたから…。そりゃ、言われた側はビミョーに謝罪されたくらいで手打ちにしてくれと言われても、怒りは収まらないでしょうよ。
トライアル裁判(公開事実審理)は10月22日を予定。
Source: The Verge