これ法律的に大丈夫?
2020年半ばまでに「レベル5の自動運転」を実現させると豪語し、さまざまなアップデートを繰り返しているTesla。CEOのイーロン・マスクは「2019年末までには、Tesla車の自動運転が人間より上手くなるかも」と言っているそばから、その機能を心ゆくまで堪能した人たちが現れました。
それが、Teslaのオートパイロット中にポルノ動画を撮影したポルノ女優テイラー・ジャクソンさん。世の中には車中でコトに及ぶのが好きな人もいるので、この動画の登場は……遅かれ早かれ時間の問題だったでしょうね。
オートパイロットをフル活用
ポルノ動画にストーリーなんてあってないようなモノなのが常ですが、これはTesla車に乗った男性が、デートアプリTinderでマッチした女性を迎えに行くところから始まるそうです。それから45秒ほどドライヴをしたのち、ふたりは運転中にナニを始めてしまいます。
テイラーさんが男性のスティックを握っているときは、男性はまだハンドルを握っているのですが、映像が3分ほど過ぎた辺りから、オートパイロット全開で男性の手放し運転が始まるのです。
この動画は4月末頃に、Pornhubにアップロードされていた模様。そして数日後にはPornhubにて、「Tesla」が検索ワード第1位になってしまったのだそうで、出演のテイラーさんが、その旨をツイートしています。一時的かもしれませんが、ハンドル名がテスラ・テイラーとなっているのにもご注目あれ。
Holy shit, I made @Tesla the #1 search on pornhub.@elonmusk@xhottestchicks@Natuky85@LegZZ69pic.twitter.com/FUZg2BksAT
— Tesla Taylor (@TaylorJacksonxx) 2019年5月2日
米Gizmodoはこの件についてPornhubとテイラーさんに質問をしてみましたが、返信はありませんでした。
オートパイロットの定義
Teslaは現在、オートパイロットについての説明にて、これを「自律運転システム」だとは定義していません。そしてこの機能は、 「ハンドルを握っていて、いつでも人が運転に移行できる、細心の注意を払っている運転者の使用を目的としている」と明言しています。ですが上記の通り、この動画の運転手は途中からそうした注意を払うのをやめてしまっています。
The Next Webはこの動画を踏まえ、オートパイロットは人間の運転よりも事故が少ないことを指摘しています。ですがイーロン・マスクによるオートパイロットについての公式な見解では、顧客に対して「運転には人間のドライバーが必要だ」ということを教える代わりに、ソフトウェアが部分的に運転を代わることで、人々に興奮と乗り心地の良さを提供することばかり強調してきました。
すぐにハンドルを握れるように
Tesla車は運転手がハンドルから手を離していると、視覚と音声による警告が出て、運転手に対して常に車を制御できるよう促すことを、公に対して早急な対応で釘を刺しています。それに全車両には、自動式非常ブレーキも装備されています。こうした手順は、Teslaのオートパイロットの故障が原因で、Appleのエンジニアの家族が亡くなったと申し立てられた先月末の訴訟にて、中心的役割りを果たすことになりそうです。
ブログとして公開した先週の事故に関するアップデートでは、以下のように綴られています。
テスラのオートパイロットはすべての事故を完全に防げるわけではありませんが、事故が発生する可能性を大幅に下げられます
当然、Teslaは人々に車内で性行為を録画するなんてことはお勧めしないでしょうね。とはいえイーロン兄貴はジョークとしてチョイチョイ、モデル名のアルファベットを並べると「S」、「E」、「X」にすることを計画しているなんて口にしており、シモネタはご法度ではないようなんですけども。
Source: Instagram, Twitter, Tesla (1, 2), The Next Web, THE WALL STREET JOURNAL