こうして世界はまた一歩、SFに近づいた。
ディスプレイ用や建材用など、さまざまなガラス製品でおなじみのAGCが、窓ガラスに透明なディスプレイを組み込む技術を開発したことを発表しました。
AGCでは複層ガラス製造技術と、ガラスで液晶を挟んだサイネージ「infoverre(インフォベール)」の技術を組み合わせることで、窓ガラスへ透明ディスプレイを組込むことに成功。電源を切っているときはタダの窓ですが、電源を入れると、窓ガラスに映像が表示されるとのこと。
まだ研究開発段階ではあるようですが、将来的には観光名所・博物館・列車・バスなど、さまざまな窓への適用を想定。ゆくゆくはタッチ機能が追加され、窓を通じて情報を入手できるような発展も計画しているようですよ。すごいね、窓まるごとタッチ画面か…!
あと、ポイントは「窓ガラス」ってところだと思うんだ。
透明なディスプレイというジャンルではパナソニックやサムスンもスケスケなやつをかつて発表していましたけど、こちらは窓ガラスへの組み込み。利用例で乗り物があげられているように、ガラスとしての基本性能が保たれているってことなのだと思います。
SFアニメ・映画を見ると、窓に映像やらCMやらが透過して表示されている。という演出をよく見るけど…それってもう、そう遠くない未来なのかもね!