明瞭度、かすみの除去との組み合わせで、さらに絶妙な深みのコントロールができるよ!
写真の管理によし、RAW画像の現像によしなAdobeのLightroomがバージョンアップしましたよ。新たに搭載された機能はテクスチャー(モバイル版/PC版)、フリンジ除去(PC版)、バッチ編集(Android版)、フラットフィールド補正(PC版Lightroom Classic)の4つ。その中でも、もっとも多用するし頼りにもするのがテクスチャーでしょうなあ。
テクスチャーはいわば、美肌/枯肌機能です。ピントの合った部分のディティールをスムージングしたり、凹凸を際立たせる効果があります。おしろいを塗ったような情報量DOWNも、血管まで浮き出て見えるような情報量UPも自由自在!
おもしろいのが、背景のように大きくボケた部分と、髪の毛のように高精細な部分は手を加えずスルーしてくれること。だから写真の立体感を維持したまま、ノイズを無駄に増やすことなく肌の調子を整えられるんです。
ゆえに高周波成分が多い毛皮の動物だったり、塗装面が平坦なクルマといった被写体だと効果は薄くなります。使いどころは選びますが、ポートレートを撮るカメラマンにとってはめっちゃ頼れる機能でしょう。
ちなみにオールドレンズを使った撮影を楽しんでいる方は、新しく追加された「フリンジ除去」機能をウェルカムしましょう。色収差が原因で発生する憎っくき紫色の縁取り(フリンジ)とおさらばできそう。従来バージョンのLightroomにも導入されていた機能ですが、より使いやすくなったみたいですよ。
Source: Adobe