いろんな意味で、すごくセクシー!
ドコモの夏モデルとして登場する、Huaweiの「P30 Pro」。カメラがすごいスマホとして、ここ数年、そのトップチームでドリブルし続けてたHuawei。その今年のエースがこのP30 Proなわけです。
パリで一足先に触ってきた編集部の西谷茂リチャード動画のレビューが、もう褒め褒めで。ひょっとして彼はパリの熱気にやられたのか?と思わざるを得ないテンションだったわけです。いやいや、確かにスペックを見ればそうはしゃぎたくなるのはわかるけど!と、僕は今回、ドコモにその確認をしにきたのです。
いやごめん、リチャード。こりゃすげーわ…。
デザインやスペックは本当に最高なんだけど、「できること」でいろいろと挑戦心を感じるところもあるんですよね。そこも含めてすごくセクシーに感じる。
噂のカメラの楽しさ、マジパない。
広角の0.6倍。めっちゃ広い。これが…。
これで(ハイブリッドズームの10倍)、
これもんよ?(ハイブリッドズーム50倍)
URLの文字まで読めちゃう。高倍率ビデオカメラなのこいつ? 子供の運動会用にビデオカメラわざわざ買わなくても、こいつでいいの?とか思えちゃう。
加えて、広角半分、ズーム半分で画面を2分割し、それぞれのカメラの映像を1つの動画として収めるへんたい的な撮影モードも。
マクロもすごくて、このキューブ状の小さいナニカへ寄ってみると…。
お米に「ドコモ」って書いてありました。肉眼でもけっこうキッツイサイズまで寄れます。なにこの万能レンズ。
クオリティで言えば、それぞれ特化したレンズを付けた一眼にはかなわないようなシーンもあります。が、逆に厳密に考えなければ、マクロから広角からズームまで、このオールラウンダー感はスマホカメラとしては異常な提案です(褒めてます)。
完璧じゃないところもあるんだけど、それはそれでセクシーなのよ。
新たに搭載されたToFカメラとデュアルNPU(人工知能専用チップ)のおかげで、被写体をトラッキングしつつ人物の背景をリアルタイムでボカしたり、背景だけをリアルタイムにモノクロ化したり、モノのサイズを測れたりもします。
ただ、これらはまだまだ実験的な印象ですね。
背景に人物が多いシーンではトラッキングが外れることもしばしば。でも、こうしたちょっと未完成なところも含めて、すっごくワクワクするんだよね。ギャップ萌え的な気持ちにさせるカメラ。
想像していたよりも持ちやすいぞこれ
デザイン面を見ても、すごく良くできている印象を受けました。
細身で縦長。でも、頭の中で考えていた持ち心地と全然違うんです。ホールド感良くて、しっかり握れる。
エッジ部はラウンド形状。デザイン的にシュッとしていて、しかもテカテカでラグジュアリー感を醸し出しているんだけど、これが持ちやすさにも繋がっています。
カラーバリエーションは「ブラック」と「ブリージングクリスタル」の2色。特にこのブリージングクリスタルのグラデーションは、僕としては「人魚姫」ってイメージかな。うっとりするくらいキレイ。
ただ、欲しい人も多いだろうから今のうちから言っておくけど、指紋はすごいぞ。
圧倒的なディスプレイ
THEぜんぶ画面。
市販の液晶保護ガラスやケースを困らせるレベルの限界まで攻めたベゼル、フロントカメラ部分だけの極小のノッチ、ほんと画面以外のなにもない感じのダイナミック感もステキ要素です。ちなみに、指紋センサーは画面埋め込み式。
画面埋め込み式になった分、センサーの感度は若干落ちているらしいのですが、顔認識と併用することで、実用的な速度になっています。普通に使う分にはストレスは感じないですね。
端末に挑戦を叩きつけられた
ハードウェアとしての出来がいいのは、これまでの端末を見ていれば当然。デザイン、持ちやすさ、画面、それぞれすべて正直文句ないです。そして、主砲としてグンバツなカメラ性能があるわけです。
でも、そのハードウェア的に完璧な存在でありながらも、一部のソフトウェア・機能には未熟な顔も見え隠れしてね。そこにすごいドキドキしてしまって、すごくセクシーに思えてくるんです。いや、まいったなこれ…。
なんというか、「わたしで得られる体験や可能性を、キミは楽しみ尽くせるかしら?」という不敵な挑戦すらも感じてしまって…。う〜ん、カメラ好き、ガジェット好きとして応えたくて、しょうがないよ。
しかも、このP30 Pro。ドコモオンラインショップでの価格は89,424円(税込)、「スマホおかえしプログラム」を適用すれば2年間の実質負担額は59,616円(税込)。
僕、この端末と2年間のお付き合いをしたいわぁ。
Source: NTTドコモ